トヨタTS030ハイブリッド、スペインでの耐久テストが無事終了【ル・マン24時間】

トヨタ・レーシングは5月8日〜10日までスペインのモーターランド・アラゴンでのロングランテストを実施しました。今回はTS030ハイブリッドの新しい空力パーツと改良されたハイブリッドシステムの実走テストを始めに行ない、さらに30時間に及ぶレースを想定したテストも実施されました。

テストには7号車に乗車する予定のアレックス・ブルツ選手とニコラス・ラピエール選手、そして中嶋一貴の3名と、8号車に乗車する予定のアンソニー・デビッドソン選手とセバスチャン・ブエミ選手の総勢5名が参加。

 

このテストでル・マン24時間レースに向けたTS030ハイブリッドの性能と信頼性を確認すると共に、ミシュランタイヤのテストも実施。また実戦を想定したメカニックやドライバーのピットストップの作業練習も行ないました。

このテストの後、5月下旬にル・マン24時間レース直前の最終テストを実施予定。そして2台のTS030 ハイブリッドがル・マン24時間レースを戦うことになります。実戦へ向けて耐久性が確認されたTS030ハイブリッド。どれぐらいの完成度になったのかがとても気になりますね。

(ぬまっち)

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ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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