2/25,26に開催されたノスタルジック2Days。今年の目玉はスカイラインとブルーバードのレーシングカーです。
こちらは当時FIAのグループ5(以下Gr.5)規定に合わせて制作されたマシンで、市販車の外装パーツを多用している為市販車ベースと勘違いされがちですが、現代のGT500(スーパーGT)同様、シャシーやエンジンは専用設計です。見た目市販車“風”、中身は完全なレーシングカー。「シルエットフォーミュラー」なんて呼ばれました。
KY910ブルーバードスーパーシルエットは柳田春人選手(現在ご子息の柳田正孝選手が活躍中)、KDR30スカイラインスーパーシルエットは長谷見正弘選手が“駆り”ました。この2台と併せてKS110シルビアスーパシルエットの星野一義選手の3台が“ターボ三羽烏”として80年代前半のサーキットを沸かせました。今考えれば脆弱なシャシーで600馬力近いパワーを受け止めて、直線を爆走する様は正に「モンスターマシン」と云ったイメージだったのではないでしょうか。
(川崎BASE)