アクセルをビンビンにするだけじゃない! 最新の安全装置も搭載したスロットルコントローラーが登場!!

昔のクルマはスロットルバルブといえばワイヤーでアクセルペダルとつながっていたもんですが、最近のクルマは電子制御スロットルのクルマが圧倒的に多くなってきましたね。そこで大人気となっているパーツがスロットルコントローラーです。

アクセルをちょっと踏んだだけでも、スロットルバルブが大きく開くようにしてビンビンのレスポンスにしたり、逆に大きく踏み込んでもちょっとしか開かないようにして燃費を改善させたりと、スロットルの開きかたの特性を変えられるパーツです。比較的安価なうえに、簡単に設定、変更もできるところが好評なようです。

ここで紹介するOGSの「TC−S」もそんなスロットルコントローラーのひとつ。スロットル特性は、開度を大きめにするスポーツモード4種類、開度ひかえめのコンフォートモード3種類、そしてユーザーがアクセル開度25%、50%、75%、100%の4ポイントで任意に設定できるユーザーカスタムモード2種類の計9種類を備え、しかも簡単にそれを切り替えることができます。また、スポーツモード、コンフォートモードでは、全体のアクセル出力を調整する機能「リアルエコモード」も実現し、エコドライブを可能にしています。

コントローラーは非常にコンパクト。オートクルーズの設定や操作をより簡単にする別売りのオートクルーズ用リモコン(2940円)も接続できます。

 このTC−Sの魅力は、スロットル特性の変更だけじゃありません。オートクルーズ機能を備え、60km/h以上でボタンひとつで設定可能。オートクルーズ中の加速の強弱を調整したり、前回セットした速度を記憶させたりすることもでき、非常に便利です。また、このTC−Sは、5つの安全・安心機能を備えています。1つめは、アクセルペダルとブレーキペダルの両方を同時に踏んでしまったときにブレーキを優先させる、ブレーキ優先システム。パニック時などに効果を発揮してくれますね。2つめは、10km/h以下でアクセルペダルを急激に大きく踏み込んだときには“踏み間違え”と判断して、アクセル出力を自動的にカットする急発進防止システム。よく駐車場で踏み間違えて建物に突っ込む事故が起きていますから、これは重宝しますね。

アクセルを急激に踏み込んだときにエンジン回転が上がらないよう制御された状態の“OAL(オーバーアクセルリミッター)”表示

3つめは、盗難防止に役立つ3桁の暗証番号によるセキュリティ機能。4つめは、リバース時にスロットルコントロールをOFFにするリバースキャンセル機能。そして5つめは、車速やスロットル開度、スロットルモードなどを表示させ、車両の状態を確認できる機能です。

 

「スロットル特性なんて変えて、実際にわかるの?」とお思いのかたも多いでしょう。だけど、切り替えての違いは明らかにわかりますよ。

一番わかりやすいのは、アクセル一定にして切り替えると、車速がそのまま上がったり下がったりします。つまり、同じアクセルペダルの踏み込み量で、開いてるスロットルの開度がかわってるということですね。

 一番レスポンスよいSP4にすると、クルマが速くなったようにも感じるし、逆のSP1にすると、あまり回転が上がらず、燃費重視運転がやりやすくなります。

試しに急激にアクセルを踏んでみると、回転が上がらず、急発進防止機能が働いているのがわかります。

アクセル開度の表示も可能。写真は93%を表しています

このTC−S、価格は2万790円。国産電子スロットル車300車種以上に適合します。その機能や特徴は下の動画でも見ることができますよ。

トヨタ車及びレクサス車で純正オートクルーズを装備している車両は、別売りの専用ハーネスを使えば、ステアリングに付いている純正オートクルーズレバーでもオートクルーズを操作することができ、これまた非常に便利な商品です

(まめ蔵)

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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