三菱i-MiEVが電源としても利用できるように改良されることが伝えられていますが、三菱自動車はKDDI、シャープ、ダイキン、東京電力、東芝、NEC、パナソニック、日立、そして三菱電機といった企業と、HEMS(Home Energy Management System)の市場確立と普及を目的として、共同検討体制(HEMSアライアンス)を立ち上げました。
近年、地球環境に配慮した低炭素社会の実現に向けて、家庭内のエネルギー利用に対する関心が高まっています。
また全国的な電力需給逼迫への対策として、家庭での省エネルギーの推進が社会的にも要請されています。
こうした中、広く家庭内におけるエネルギーの最適利用を促進するためには、メーカー各社が開発する高機能なスマート家電群(電気自動車を含む)を一括して管理することが必要になります。
これが実現すれば、電力消費の少ない夜間にEVや他のバッテリーに充電しておいて昼間の電力消費を抑え、万が一での停電でも電気が使えるようになるわけです。
EVの役割と可能性は、まだまだ広がりそうです。
(佐藤みきお)