クリッカー編集部 
国内で販売されるクルマのウリが「リッター○○kmの低燃費！」などをアピールする車種が多くなってきた今、クルマだけでなく“低燃費タイヤ”にも注目が集まっています。
このような背景により、タイヤメーカーが低燃費タイヤの開発・販売に力を入れていることで、いまや「低燃費」をウリにするだけでは差別化が難しくなってきました。
しかし低燃費性能はいいとして、転がり抵抗などを重視した設計を採用したことでタイヤの寿命が短くなっていないかを気にしているユーザーも少なくないはず。
いくら低燃費だからとはいえ、タイヤ自体をすぐに買い換える必要となった場合、トータルで考えると決して得をしないのです。
ユーザーが求める「低燃費であること」「タイヤライフが長い」ことは、一見、両立するのは難しいオーダーです。
しかし、このようなわがままなオーダーに対し従来の商品と比べ素材や設計を見直したことで、
「タイヤライフを51％向上」
させるとともに、
「重量増加を抑制しつつ高剛性化を図った構造で、しっかり感がある走行性能」
「低燃費タイヤグレード「A-c」を実現しつつラインナップは全46サイズ」
と、さらなる付加価値をもつけて応えたタイヤがトーヨータイヤ“NANOENERGY 3”です。
しかし、どのような技術でこれらの性能を実現したのでしょうか。
ポイントは大きく３つあります。
まず１つ目ですが、“NANOENERGY 3”は路面と接するトレッド部の”ワイドトレッド設計”採用で接地面積を広げたこと、”高剛性リブパターン”によりトレッド部の変形を抑えたことでロングライフと低燃費性能の両立を実現しています。
２つ目ですが、“NANOENERGY 3”はタイヤ自体の重量を材料などで抑制しています。
当然、タイヤ自体が軽くなることで燃費が向上することはいうまでもありません。
しかも燃費性能だけを重視しているのではなくこのタイヤのアピールポイント「しっかり感がある走行性能」に必要な高剛性化を図っていることにも注目しましょう。
３つ目ですが、“NANOENERGY 3”は補強剤の結合力を高める”アクティブポリマー”を従来品より増量した新しいトレッドコンパウンドを採用したことで低燃費性能の向上とロングライフにつなげています。
もちろん安全性能においても優れた性能を有しており、素材にシリカ（補強充填剤の一種）を増量し優れたウエットグリップ性能を確保しています。
ウエットグリップ性能に効く要素をもう少し説明すると、トレッド部における幅広の縦溝”ワイドグルーブ”が排水性を向上させています。
また、タイヤの溝を空気が通る時に発生するパターンノイズを抑える”サイレントウォール”やタイヤショルダー部に刻まれた”3Dマルチサイプにより、偏摩耗を抑えパターンノイズ悪化を抑制します。
低燃費タイヤといえば、ユーザーからすると、「燃費重視の設計なのでタイヤがふらつくのでは…」また「タイヤライフが短い」とのイメージをもっています。
しかし、“NANOENERGY 3”は低燃費性能だけでなく、素材や設計を見直すことで走行性能が高くロングライフを可能とした、わがままなオーダーに応えてくれた“NANOENERGY 3”はこの夏、注目の１本になることは間違いありません。
【タイヤサイズ】
［18インチ］
215/45R18 89W、225/45R18 91W
［17インチ］
215/45R17 87W
215/50R17 91V、225/50R17 94V
215/55R17 94V、225/55R17 97V
［16インチ］
185/55R16 83V、195/55R16 87V、205/55R16 91V
175/60R16 82H、195/60R16 89H、205/60R16 92H、215/60R16 95H
195/65R16 92V、205/65R16 95H
［15インチ］
165/55R15 75V、175/55R15 77V、185/55R15 82V
175/60R15 81H、185/60R15 84H、195/60R15 88H
145/65R15 72S、175/65R15 84S、185/65R15 88S、195/65R15 91H、205/65R15 94H
［14インチ］
165/55R14 72V
165/60R14 75H、175/60R14 79H
155/65R14 75S、165/65R14 79S、175/65R14 82S、185/65R14 86S、195/65R14 89S
165/70R14 81S、175/70R14 84S、185/70R14 88S
［13インチ］
155/65R13 73S、165/65R13 77S
155/70R13 75S、165/70R13 79S、175/70R13 82S
145/80R13 75S、155/80R13 79S、165/80R13 83S
※断面幅205以上および 185/55R16、185/55R15、195/55R16は、4本溝パターンです。
■トーヨータイヤジャパン
（クリッカー編集部）
