セダンとワゴンで全長が違うそのワケは?【マツダ・アテンザ試乗レポート 1】

アテンザが好調だ。
昨年暮れに発売されたマツダのフラッグシップともいえる、ミドルクラスのセダン/ワゴン。
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今年1月の段階ですでに1万2000台強のオーダーを抱えオーダーをさばききれない状況になっている。1か月の販売目標が1000台と控えめだったこともあり、実に12倍…つまり1年分のバックオーダーを抱えてしまったわけだ。じつは現在もその状況は続いている。もちろん増産体制に入っており、工場出荷目処はディーゼルが4月次下旬から5月以降、ガソリンが3月下旬以降となっているという。

そんな人気絶好調のアテンザの試乗会が鹿児島で行われたので、改めてアテンザについてレポートして見たいと思う。
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まずは簡単に概要をおさらいしてみよう。
冒頭にも書いたがアテンザは、マツダのミドルクラスセダン/ワゴン。そう、ボディタイプはセダンとワゴンが用意されている。
ボディサイズは、セダンが全長4860mm×全幅1840mm×全高1450mm。
ホイールベースは2830mmというサイズ。
ワゴンは全長4800mm×全幅1840mm×全高1480m、ホイールベース2750mmとなっている。
いずれも全幅1840mmという堂々たるサイズで、これはメルセデスベンツCクラス、BMWの3シリーズ、アウディA4よりも広くEクラス5シリーズ、A6よりも狭いという寸法。
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興味深いのはセダンのほうがワゴンよりも全長で60mm長く、ホイールベースも80mm長いということ。
セダンはアメリカ市場を意識して室内を広くするためにホイールベースを長くとり、ワゴンは欧州をメインターゲットに全長もホイールベースも短めになっているのだという。
搭載するエンジンはガソリンとディーゼルが用意されており、ガソリンは2L(155馬力/20・0kgm)と2・5L(188馬力/25・5kgm)の2種類、ディーゼルは2・2Lターボ(175馬力/42・8kgm)の計3種類がラインアップしている。

マツダ・アテンザ試乗レポート【2】に続く
(斎藤聡)