マクラーレン・スポーツシリーズのエアロダイナミクスと見た目を向上させる「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」が登場

●「570S Coupe」と「570S Spider」のために開発されたHDK

マクラーレン・スポーツシリーズのオーナーがビジュアルとエアロダイナミクスを大幅にアップグレードすることができる「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」が、マクラーレン純正アクセサリー・シリーズとして発売されています。

「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」
マクラーレン・スポーツシリーズ用「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」

「570S Coupe」と「570S Spider」のためだけに「マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)」により設計された「HDK」 は、マクラーレン正規販売店のみで入手可能で、試乗も実施されています。

具体的には、リヤウイングと床面下のガイドベーンからなり、直接的な空気の流れをさらに向上させるパーツで、ともに最適なエアロダイナミクス・バランスを維持する役割も担います。

「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」
「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」のリヤウイング

「HDK」を装着することでダウンフォースがさらに75kg増大し、高速でのコーナリング性能の向上を含めた、あらゆる速度域でのハンドリングを引き上げるそう。

ビジュアル面でも強いインパクトを与えるリヤウイングは、スポーツシリーズのクーペ/スパイダーのエクステリアをより引き立てます。マクラーレンがスポーツモデルのために開発、テストしたのはこのタイプのリヤウイングだけで、「HDK」のリヤウイングは、アクセサリー以上の価値があるとしています。

「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」
「ハイ・ダウンフォース・キット(HDK)」のリヤウイング

軽量で強いカーボンファイバー製のリヤウイングはビジュアル・カーボン仕上げになっていて、エアロダイナミクス特性を最大限高めるための形状であるのはもちろん、中央の窪みが車体の曲線的な美しさを強調。

さらに、グロスブラックのアルミニウム製パイロンと対照的なパラジウムグレーのインレイが、ウイングを支持し、中央の高い位置に組み込まれています。ウイングのエンドプレートにもパラジウムグレーのインサートが配されていて、上部ラッカーによるコーティングの下には、MSOロゴが用意されています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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