伝説のカラーリングを再現! フェアレディZの50周年記念モデル登場に往年のファンは涙腺崩壊

■北米ツーリングカーレースで大活躍した、あのBREカラーを採用!

その昔、織田信長は「人間50年…」という有名な言葉を残しましたが、平均寿命が延びた今となっては、50歳はまだまだ働き盛りの年齢です。芸能人だと、福山雅治さんや及川光博さんが50歳で、そして石田ゆり子さんも10月に50歳の誕生日を迎えます。みなさん、若々しいですねぇ。

さて、話をクルマに戻すと、今年めでたく50周年を迎えたのが日産のフェアレディZです。1969年に初代モデル(S30型)が誕生して、それから50年の間、日本のみならず世界中で愛されてきました。

そんなフェアレディZの生誕50周年を記念したのが、今回発表された「フェアレディZ 50thアニバーサリー」です。

特筆すべきはカラーリングです。ブリリアントホワイトパールのボディにバイブランドレッドの組み合わせ…これは、1970年にアメリカのSCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)のレースで優勝した「ダットサン240Z BRE」のデザインをモチーフにしたもの!

BREとは「ブロック・レーシング・エンタープライゼス」の略で、ピート・ブロックが率いたレーシングチームのこと。北米のツーリングカーレースを中心に、フェアレディZや510ブルーバードで輝かしい実績を残しました。

2013年の東京モーターショーで発表された日産のコンセプトカー「IDx NISMO」でも、そのカラーリングがモチーフとなっていたのは記憶に新しいところ。それくらい、BREは日産と切っても切れない縁があるのです。

そんなBREカラーをまとった「フェアレディZ 50thアニバーサリー」ですが、インテリアも特別仕立てとなっています。

レーシングカーをイメージさせるセンターストライプを配したアルカンターラ表皮のステアリングホイールのほか、専用キッキングプレート・シフトノブを採用。また、誇らしげに50周年記念ロゴがあしらわれたシートには専用ステッチも施されています。

50周年記念ロゴはシート以外にも、シフトノブ周りやメーター内でも見つけることができます。フロントフェンダーにはステッカーも貼られています。

ホイールはリムにレッドラインを追加した19インチを履いています。

なお、ボディカラーはブリリアントシルバーのボディにダイヤモンドブラックの組み合わせも用意されるそうです。

そんな「フェアレディZ 50thアニバーサリー」は今夏に正式発表の予定。2020年3月末までの期間限定モデルとなります。

(クリッカー編集部)