ホンダ・N-VANの「じゃないほう」はどうなっている? ロールーフ&右側スライドドアをチェック

大人気のホンダ製4ナンバー車・Nバンのプラススタイル・クール ターボ(価格:166万8600円)をチェックしました。

Nバンは乗用スーパーハイトワゴンのNボックスをベースにした大容量のボックス型軽商用車です。全長は3395mmで全幅は1475mmとなります。

Nバンはハイルーフ仕様が基本的な仕様となっていて、その全高は1945mmもありますが、今回チェックしたプラススタイル・クールはシリーズ中唯一のロールーフ仕様です。全高は1850mmとなります。

ではこの低屋根仕様はハイルーフと比べて中が狭いのでしょうか。結論から言うとそんなことは全然ありません。

荷室高はハイルーフ仕様の1365mmに対して1260mmですが、それでも十分以上に広い空間が確保されています。

身長173cmの記者がフロントシートに座っても頭上には拳3つぶんほどの空間が広がっていました。

このためどうしてもこの高さの荷物が積みたい、という目的が明確な人でなければロールーフ仕様であっても十分な空間があるという理解で良いと思います。

またNバンといえばボディ左側の前後ドア間のピラーがないことで生まれる大開口部が特徴です。

では右側はどうなってるのかといえば、そこには普通のヒンジドアとスライドドアが備わっているんです。

でもあまり広告や記事でこの右側ってチェックされませんよね。そこで今回右リヤドアの乗り込みやすさをチェックしてみました。

スライドドアには電動機構は備わっていませんが軽く開け閉めできます。

またその開口部幅は空にたっぷり取られています。

乗用モデルのスーパーハイト軽自動車の中にはスライドドア部の幅が狭く、乗降しづらいものもありますので、「普通のドア」ことNバンの右扉の使い勝手は良好だと言えますよ。

以上、Nバンにおけるレアなロールーフ&右ドアの報告でした。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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