展示車はスイフトだけ!? 新型スイフトを売る気満々のスズキの戦略【バンコク・モーターショー2018】

タイのバンコク近郊で3月28日から4月8日まで開催中の「第39回バンコク・インターナショナル・モーターショー」でのスズキの出展の様子です。

インドで圧倒的なシェアを誇るスズキですが、タイでもコンパクトモデルを中心にラインアップを展開しています。タイでは1トンピックアップの人気が非常に高いのですが、スズキには1トンピックアップはありません。また、レクサスや欧州プレミアムブランドのように高級車もありません。

スズキがタイで販売しているトラックは1.6リットルエンジンを搭載するキャリー(日本のキャリーとは異なる)、コンパクトセダンのシアズ、コンパクトセダンのセレリオ、コンパクトながら3列シートを有するエルティガ、そしてスイフトです。

スイフトは2012年からタイで製造されいて、今年2月にはフルモデルチェンジした新型が発売になったこともあり、とくにアピールに力が入っていたようです。このため、プレスデーの展示車はすべてスイフトという状況でした。ここまで徹底しているのも日本ではなかなか見られないことで、タイならではと感じました。

もちろん、一般公開日にはほかのラインアップも展示したとのことです。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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