ジムニーといえば軽自動車サイズの車体に直結&副変速機付きの本格的な4WDシステムを組み込んだ、スーパークロスカントリーカー(ちょっと言い過ぎ!?)。
ですが、東京オートサロンに出展されているのはそんな正統派のジムニーだけではありません。たとえば、こんなアウトローなジムニーも!
一見したところ「ナンダコレ???」なこのジムニー。「Kinokuni Jimny」というネーミングですが、せり出したフロントスポイラーや最低地上高を見ると、オフロードはちょっと無理そうですね……。
じゃあどんな仕様なのか? 何のために作られたのか? スタッフによると「特に目的はなく、ジムニーの可能性を広げて極限に挑戦するために作った」のだそうです。
もちろん、凄いのは見た目だけじゃありません。
エンジンはスズキ製K6A型を捨てて、日産のSR20エンジンをチューニングして搭載。ボディパネルとメインフレームは”いちおう”ジムニーのものですが、車体前後はほぼパイプで作り直してあります。とんでもなく手間がかかった、なんともスペシャルなマシンなのでした。
使い方も無限大で、ドリフトもできる(D1グランプリ会場でデモランを実施済)し、サーキットでのタイムアタックなんかも考えているとのこと。いっそ、パイクスピークのヒルクライムに挑戦なんてどうでしょうかね?
(工藤貴宏)