【東京オートサロン2017】ブリッド&エディルブは合計4タイプの新作バケットシートを発表

レース仕様の本格的フルバケットシートからリクライニングも可能なストリート用のコンフォートモデルまで幅広いシートをラインアップしているブリッド。東京オートサロンのブースでは、ブリッドとプレミアムブランドのエディルブは4種類の新製品を発表しました。

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ブリッドの新製品は2月1日に販売開始する「ストリームス」と「ストリームス・クルーズ」、そして「ZETA III PLUS タイプXL」。エディルブは「エディルブ131」と「エディルブ045」です。それでは各モデルを見てみましょう。

ブリッドのストリームス、ストリームス・クルーズは人間工学に基づいた体に優しいメディカルコンフォートモデル。人間工学デザインを追求した新しいデザインを採用し、シートの面で体を支えることで衝撃を分散し、ドライバーの疲労を軽減します。

490mmというスリムなショルダー幅のため、ほとんどの車種に干渉なく装着できるのも魅力。さらにシート背面にはA4サイズの入るポケットを装備し、オプションでシートヒーター搭載モデルも選べるなど高い利便性を誇ります。

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参考出品のZETA III PLUS タイプXLは、ビッグサイズフルバケットシートHANSデバイス対応モデルです。フルバケットシートの中で最も基本となるZETAの高身長対応モデルのZETA III タイプLを約30mmワイド化し、クラッシュ時の頭部や頸部保護のために需要が高まっているHANSデバイスの装着に最適化したのが、今回のZETA III PLUS タイプXLです。現在、車検対応そしてFIA規格を取得できるように開発しています。

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エディルブ131は、シート表皮にプロテインレザーと高級スウェード調生地を採用したHANSデバイス対応フルバケットシート。HANSデバイスに対応するため、ベルトホールやヘッドレスト形状を最適化しています。保安基準適合するだけでなく、FIA規格取得を目指して開発中とのこと。

一方のエディルブ045は、フルバケット並の高性能リクライニングシートのエディルブ023/033のワイドモデルです。大柄なドライバー向けに開発されていますが、ショルダー幅は抑えた設計により多くの車種に取り付け可能です。スタンダードクッションの045、ロークッションの055を保安基準適合目指して開発中です。

バケットシートというとサーキット走行向けなどを考えがちですが、ドライバーの体をしっかりと支えてくれるシートでもあります。シートを交換することで疲れづらいだけでなく、正確な操作にも大きく貢献してくれます。購入した中古車などでシートがくたびれているとしたら、高いホールド性を誇るバケットシートの装着を検討してみてはいかがでしょうか。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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