警察庁が4月7日、「自動運転」に関する法律上の課題や、自動走行システムに関する公道実証実験のための初となるガイドライン(案)を公表しました。
政府は「日本再興戦略」改訂2015において、「完全自動走行の早期の実現を目指す」 としており、自動運転を「完全自動走行」(レベル4 )から、システムが要請した場合のみドライバーが対応する「準自動走行」(レベル3 )、システムが複数の操作を同時に行う「準自動走行」(レベル2 )、システムが単独操作を行う「安全運転支援」(レベル1 )の4段階に分類しています。
こうした政府の方針を受け、警察庁や有識者による検討委員会では「レベル4」 を見据えた安全性に関するデータ収集等に必要な公道実証実験を積極的かつ安全に行うための環境を整備するとともに、道路交通法等を含め、事故時の責任関係のほか運転者の義務等の在り方について検討しているそうです。
・自動走行システムに関する公道実証実験のためのガイドライン案の作成
・自動走行についての法律上・運用上の課題の整理