8/15,16にイギリスのアスコット競馬場で開催されたレッドブルエアレース第5戦で、アジアから唯一参戦中の室屋義秀選手が、昨年第2戦ロヴィニ以来2度目の表彰台を獲得しました。
今回の競技会場であるアスコット競馬場はイギリス王室が所有する競馬ファンには有名な競馬場。レースではエアレーサーがターフ(芝の馬場)から離陸し、そのままスモークオン(コースに進入)します。
レースでは天候の面で“イギリスらしさ”に見舞われました。当初、8月13日に全パイロットがアスコット競馬場にフライイン(会場入り)する予定でしたが、雨天のため中止…。
翌14日には雨雲の合間を縫ってフライインこそしたものの、その後予定されていたトレーニングセッションは降雨激しく中止。結局、パイロットたちは一度もレーストラックを飛ぶことなく、予選日を迎えました。
予選で室屋選手は5位を獲得。第3戦,4戦の予選2位には及びませんでしたが、千葉で投入した新機体も4戦目、随分馴染んできたようです。
「まだコースを詰め切ってはいない」「順位は5位でしたが、内容としても飛んだ感触としても悪くあ りませんでした」とのこと。
決勝最初のラウンド・オブ・14の対戦相手は予選10位のマティアス・ドルダラー選手(ドイツ)となりました。ドルダラー選手は前戦ハンガリー・ブダペスト大会のラウンド・オブ・14で0.207秒差で敗れた相手です。
「リベンジになるのでいいですね。マティアスを倒して次に進みたいです」と笑顔で話しました。