ぶつかっても安心!? 「カローラ」と「インプレッサ」が安全性能評価「5つ星 」獲得!

11月28日、トヨタとスバルが揃って自社の量販車が国内車両安全性能評価「JNCAP」でトップとなる「JNCAP新・安全性能総合評価5★(ファイブスター)賞」を獲得したと発表しました。

受賞したのは新型カローラ アクシオ/フィールダーと新型インプレッサG4/SPORT。 
同賞は国土交通省と独立行政法人「NASVA」(自動車事故対策機構)が実施する自動車の安全性能評価「JNCAP」において最高ランク5★のクルマに与えられるもの。

衝突時の乗員保護性能と歩行者保護性能を併せて車両の総合的な安全性を点数に応じ1~5★の5段階で評価します。

両社は受賞の背景について以下のように説明しています。

<新型カローラ> JNCAP評価詳細はこちら
    ・衝撃吸収ボディと高強度キャビン、サイド&カーテンシールドエアバッグを含む
      6個のSRSエアバッグやフロント・リヤ左右席にプリテンショナー&フォースリミッター付
      3点式シートベルトなどを標準装備することで前席・後席とも高い乗員保護性能を確保。
   ・最新の歩行者傷害軽減ボディ構造の採用

<新型インプレッサ> JNCAP評価詳細はこちら
     ・側面衝突対応などボディの重要な部位へ高張力鋼板採用を拡大、
       軽量化を図りながらも安全性能を向上

両車共に5★賞を受賞するだけあって、フロント廻りが衝突エネルギーをしっかり吸収して全壊しながら派手に横っ飛びするも、Aピラー付け根の後退量が非常に少なく、キャビンスペースの変形が殆ど無い事がスローモーション映像からみてとれます。

JNCAP評価詳細には動画でご紹介した64km/hで運転席側の一部(40%ラップ)を対向車(アルミハニ力ム)にぶつける「オフセット前面衝突試験」以外にも各種試験の様子が動画で掲載されているので興味の有る方は是非ご覧下さい。

<参考>JNCAP(自動車アセスメント)
 国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構が、安全な自動車の普及を促進する目的で、1995年度より公表している自動車安全情報。現在市販されている自動車の安全性能について衝突安全性能試験、歩行者頭部・脚部保護性能試験、ブレーキ性能試験などによる評価を行い、結果を公表。

■NASVA公式HP
    http://www.nasva.go.jp/mamoru/

■トヨタ カローラ公式HP
    http://toyota.jp/corollaaxio/index.html?padid=ag001_i_carlineup_top(アクシオ)
    http://toyota.jp/corollafielder/index.html?padid=ag001_i_carlineup_top(フィールダー)

■スバル インプレッサ公式HP
    http://www.subaru.jp/impreza/sport/

 (Avanti Yasunori) 

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/?p=206143

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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