2012年第1四半期、911の人気もあってポルシェは販売台数を29%増やしました

自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏もその進化を評価する新型ポルシェ911。

その発売は2011年12月でしたが、最新(≒最良)のポルシェを待ち望んでいるユーザーが多かったのか、今年の第1四半期(1~3月)における911のグローバル販売台数は前年比37.6%増の6536台と発表されました。

ボクスター/ケイマンはモデルチェンジ間近ということで前年比45.7%減となってしまったそうですが、911のヒットとカイエン、パナメーラの順調な販売もあって、全体としては前年比15.0%増の36067台を販売したということです。売上は32.4%増の約30億ユーロ、利益は18.4%増の5億2800万ユーロに達したそうです。

ジュネーブモーターショーで発表された新型ボクスターの受注も見込める第2四半期以降の販売増は約束されたも同然というわけです。さらに既報の通りにカイエンGTSといった魅力的なモデルも用意されています。2018年までに年間20万台の販売台数を目指すというポルシェのプランは順調に目標へ向かっているようです。

なお2012年第1四半期の車種別販売台数は以下の通りとなっています。※()内は2011年同期の数値

911 6536台(4750台)
ボクスター/ケイマン 1361台(2490台)
カイエン 14867台(11487台)
パナメーラ 7467台(4715台)
合計 30231台(23442台)

■Strong Growth in New 911 Sales – Sales Growth Worldwide in All Regions
(Porsche Press Release) 
http://press.porsche.com/news/release.php?id=706

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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