万感の思いを込めて「さようならコペン、そしてありがとう」

以前から何度もウワサにはなっていましたが、ついにダイハツの軽オープン2シーター「コペン」の生産終了がアナウンスされてしまいました。

ダイハツ工業(株)は、2002年6月に発売した軽オープン・スポーツカー「コペン」が2012年8月末で生産を終了するのに伴い、販売開始から10年間のご愛顧に感謝の気持ちを込めた特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」を設定し、4月2日(月)から全国一斉に発売する。

“ACTIVE TOP COMPACT OPEN”をコンセプトに、誰もが気軽に楽しめる本格的オープン・スポーツカーとして誕生した「コペン」は、その特長である、①軽唯一、電動開閉式ルーフの採用、②「持つ悦び」を感じる個性的なデザインなどが、ユーザーや各方面から高い評価を得て、現在までに累計で5万6千台を超える販売を記録するなど多くの方から愛されてきた。

今回発売する「10th アニバーサリーエディション」は、従来のアクティブトップをベースに、アルミスカッフプレートカバー(10thアニバーサリーロゴ、シリアルナンバー付)を特別装備。またアルティメットエディションSに設定されているブラックメッキフロントグリルや本革製スポーツシート(ブラック<レッドステッチ>)を採用するなどし、特別感、プレミアム感を併せ持ちつつも、お買い得感のある特別仕様車となっている。

スバル・オリジナルのサンバーが消え、そして三菱パジェロミニも生産中止が報じられ、4気筒の軽自動車として最後の砦と思われたコペンも今夏で生産終了。2012年は、軽自動車から4気筒エンジンが消えた年として歴史に残ることになりました。

そしてシリアルナンバー入りの最後のコペン特別仕様車、ファンならずとも気になる存在です。

■「コペン 10th アニバーサリーエディション」特別装備

アルミスカッフプレートカバー(10thアニバーサリーロゴ、シリアルNo付き)、ブラックメッキフロントグリル、BBS製15インチアルミホイール(シルバー)、本革製スポーツシート(ブラック<レッドステッチ>)、メッキインナードアハンドル、メッキパーキングブレーキレバーボタン

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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