BMWは「i」で電気に向かう【東京モーターショー】

東京モーターショー期間中にトヨタとの中期的な協力関係について覚書に調印したBMW。

その発表によれば、BMWからトヨタへのディーゼルエンジン供給のほか次世代リチウムイオン電池の共同研究を行なう予定とのこと。バイエルン発動機製造という社名であり、発動機へのこだわりを貫き通すイメージのあるBMWですが、いまや電動モビリティについても注力しています。

 

なにしろ電動モビリティ専用のサブ・ブランドを立ち上げらくらい。

 

その「BMW i」という新しいサブ・ブランドのコンセプトカー2台が東京モーターショーで日本初公開。

BMW i8コンセプト

フロントをモーター駆動、リアをエンジンで駆動するパラレルハイブリッド4WDのコンセプトカー。充電機能もあり、モーターだけで移動することも可能。

主要諸元

全長/全高/全幅:4632/1280/1955mm

ホイールベース:2800mm

座席数:2+(2)

車両重量:1480kg

最高速度:250km/h

EVモードでの航続距離:約35km

システム出力:260kW / 550Nm

ガソリンエンジン出力:164kW / 300Nm

モーター出力:96kW / 250Nm

 

 

BMW i3コンセプト

125kW、250Nmというスペックのモーターでリアを駆動するピュアEVのコンセプトカー。

主要諸元

全長/全高/全幅:3845/1537/2011mm

ホイールベース:2570mm

座席数:4

車両重量:1250kg

最高速度:150km/h

航続距離:130~160km

 

 

一見すると、かなりコンセプトカーちっくに思えますが、おそらく中身はリアリティあふれるもの。大まかな骨格を外から想像するのも楽しい、2台の電動コンセプトカーです。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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