新しいBMW Mは4気筒で間違いなし!?

イギリスやドイツで情報収集する自動車ニュースサイト「GTspirit」によると、BMWが新たに『M2』の商標登録を申請したとのこと。

M2というのは、まさしくM3やM5の弟分となるモデル。欧州発信の情報によれば、現行1シリーズクーペ&カブリオレの延長にあるモデルとなりそうとのことで、はやくても2015年デビューが予想されております。

 

そしてM3やM5もダウンサイジングしている流れに則って、新しいM2は4気筒エンジンを積む公算大ということ。

 

思い起こせば、初代M3(E30)も4気筒エンジンを積んでいたのだから”4発のM”というのはヘリテイジ的にもアリ。そして、その初代M3はクーペボディを基本に、カブリオレもバリエーションとして用意していました。つまり新たにラインナップに加わるM2はE30・Mの後継的なポジションと感じるファンも多いのでは。

 

さて、その初代M3の4気筒エンジンは、1970年代にBMWが生んだスーパーカー『M1』がミッドシップに搭載していた直列6気筒エンジンから2気筒分を削ったものといわれています。ならば、数年先に登場するといわれるM2の4気筒エンジンにも似たようなエピソードが欲しいところ。

 

たとえば、次期型では4.4L V8ツインターボになるというM5、その片バンクを抜き出したような4気筒ターボだったりすれば、まさにコンパクトなMを作り出す伝統的な手法も受け継いだ正統的な存在感を醸し出すこと請け合いです。

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる