これからの梅雨の時期、雨の中ワイパーを動かしてエアコン稼動、さらに夏休みになればナビにオーディオ、後部座席のお子様のためのDVD用モニターに・・・とバッテリーにとって厳しい季節が到来します。
JAFの出動理由でも常に「バッテリーの過放電」がランクインしてますし、酷使したバッテリーは前触れなくダメになったりして怖いですよね・・・。
実は我が家にも季節とかには無関係にバッテリーが弱った車両が一台あり、先日エンジンをかけようとしたら、セルが「ぐわんぐわん」と2回ほど回っただけで完全に沈黙・・・。
ちなみに車両はコイツ、ダイハツ・デルタワイドワゴンというトヨタ・タウンエースのOEM車。
今まで動く倉庫だったのですが、ついに動かないただの倉庫になってしまいました・・・。
あー、バッテリー交換しなきゃダメだなあ、痛い出費だなあ、なんて思っていたらACDelcoさんのバッテリーチャージャーをお試しする機会に恵まれました!
ちなみにデルタワイドに搭載していたバッテリーは、過去にルームランプつけっぱなしで1度上げてしまい、充電した後に今度は数ヶ月エンジンをかけずに放置したために再びバッテリー上がりになるという非常に残念な状態・・・。
ということで、今回使用したのはトップエンドモデルの「AD-0007」というものをチョイス!
こちらは従来の「AD-0002」モデルなどにも搭載されている「メンテナンスモード」という、劣化したバッテリーのサルフェーション(硫酸鉛が結晶化する現象)を除去する機能プラス、その強化版「レインフォースドアクティベーションモード」というモードを搭載した最強モデルなのです!
「レインフォースドアクティベーションモード」というのは「メンテナンスモード」でも復活できないほどの劣化や、電極のサルフェーション化が進んでしまい、充電できなくなってしまったバッテリーを高電圧・高電流にて強制充電し、バッテリーの回復を促進させようとする機能であります。
高負荷がかかるために連続使用はできませんが、「もうダメだ・・・」と思っていたバッテリーが復活できる可能性が高まるのは、とても嬉しいですよね。お陰で地球にも、お財布にも優しいのです!
そんな高性能な「AD-0007」ですが、充電方法はとても簡単!
バッテリーにケーブルを接続してコンセントをプラグに挿しこみ、あとは説明書に書いてある通りのアンペア値で充電を開始するだけ!充電が完了したら「FUL」と表示されますし、エラーが発生したら「エラー」表示とアラーム音で知らせてくれる親切設計です。
ちなみに偶然にもデルタワイドに搭載されていたのはACDelcoのモノでした。奇遇!
表示部分には充電容量(%)などの表示も可能なので充電状況の確認もできます。
他にも電圧の表示などもできるので、バッテリーの状況確認も簡単ですね!
ちなみに自分のバッテリーは当初の予想に反して通常充電でフル充電できてしまいました・・・。ACDelcoのバッテリー恐るべし!
あとはバッテリーを再び搭載してケーブルをつなぎ、エンジンをかけるだけ!
(このバッテリー充電器は、バッテリーを車載したままで、安全に充電することもできます)
ちなみにデルタワイドは助手席の後ろにバッテリーが搭載されているため、スライドドアからアクセスするので結構簡単に外せます。
フル充電したバッテリーは軽やかにセルを回し、エンジンも無事に始動!
当然100%フル充電ですから新品バッテリーと遜色ありません!
でも、またしばらく動かさないので・・・こういうときはターミナルを外しておくことをオススメします!
ということで初めてのバッテリーチャージャーでしたが、特に特殊な作業もなく簡単にバッテリーを復活させることができて、これはアリだな!と感じました。
特に自分のようにポンコツを複数台所有してたり、特別な日にしか動かさないようなお車をお持ちの方は一台あってもいいんじゃないかと思います。小さなバッテリーならそれほどでもありませんが、ある程度大きなバッテリーだとお値段も張りますしね!
今回は「レインフォースドアクティベーションモード」の出番はありませんでしたが、 次回バッテリーがダメになることがあればゼッタイ使ってみたいと思います!
■ACDelco バッテリー充電器
http://axel-japan.co.jp/ac_delco/index.htm
(小鮒 康一)