■0-100km/h加速4.1秒の俊足モデル
アウディのスポーティモデルであるRS 3 スポーツバック、RS 3 セダンが2年ぶりに戻ってきます。
アウディが誇るハイエンドスポーツのRSシリーズ。2020年7月21日現在はRS 4 アバント、RS 5クーペ、RS 5スポーツバックというラインナップです。アウディジャパンは、新たにRS 3 スポーツバックを2020年8月18日から、RS 3 セダンを9月15日から発売すると発表しました。
RS 3 スポーツバック、RS 3 セダンは、アウディA3シリーズのトップモデル。中でもアウディA3シリーズは、世界的に人気が高まっている、ツーリングカーレースのTCRカテゴリーに参戦するアウディ RS 3 LMSのベースモデルになります。
同セダンは、レーシングカーRS 3 LMSのストリートバージョンにも位置付けられる、モータースポーツ直系のスポーツセダン。
オールアルミ製2.5Lの直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンは、400PS/480Nmという最高出力・最大トルクを誇り、7速Sトロニックトランスミッションとquattro(クワトロ)フルタイム四輪駆動システムが組み合わされています。
■世界的に高く評価されている2.5L 直列5気筒ガソリンターボエンジン
コンパクト、そして軽量な電子油圧制御式の多板クラッチが採用されるクワトロシステムは、前後アクスルにトルクを可変配分することで、大パワーを確実に路面へ伝達し、優れた高速安定性と操縦安定性を実現。0-100km/h加速はわずか4.1秒という俊足を誇ります。
なお、2.5L直列5気筒TFSIガソリンターボは、「インターナショナル エンジン オブ ザ イヤー」の2.0L~2.5Lカテゴリーにおいて、9年連続ベストエンジン賞に選出されています。
今回発表されたRS 3 スポーツバック、RS 3 セダンには、両モデル共通の特別装備として、エクステリアにマトリクスLEDヘッドライト、フロントダイナミックターンインディケーター、マットアルミニウムスタイリングパッケージが備えられています。
一方のインテリアには、ファインナッパレザーダイヤモンドステッチングのRSスポーツシート、レッドアクセントリング付きエアコン吹き出し口、レッドステッチ入りフロアマットを用意。サスペンションには、アウディマグネティックライド(電子制御可変ダンパー)が装備され、スポーツバックとセダンそれぞれがデザインの異なる「Audi Sport」製の「5アームマットチタンルック19インチアルミホイール」、235/35R19タイヤがコーディネイトされています。
ボディカラーは、新色の「キャラミグリーン」のほか、「ナルドグレー」「グレイシアホワイトメタリック」「ミトスブラックメタリック」の4色の設定。
なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、開幕が延期されていた「ツーリングカーレースTCR ジャパン」は、7月25日、26日にスポーツランドSUGOで開幕します。このTCRジャパンに、今回発表されたアウディ RS 3 セダンをベースに開発された2台の「RS 3 LMS」が、「Audi Sport customer racing team」で参戦予定となっています。
価格はアウディ RS 3 スポーツバックが850万円、アウディ RS 3 セダンが869万円です。
(塚田勝弘)