■F1仕様の1.6リットルV型6気筒エンジンを搭載。最高出力は1,000ps以上
メルセデス・ベンツが開発中のハイパーカー、AMG「One」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ドイツのテスト施設でキャッチした長距離ショットは、F1エンジンを搭載したAMG「One」がペースを上げて開発していることを示しています。
撮影されたプロトタイプは、まだ白と黒のカモフラージュで覆われていますが、2017年9月のフランクフルトモーターショーで発表されたものとほぼ同じエクステリアがみてとれます。
ただしリアウィングが下がっているほか、前輪後ろのF1バージボードに触発されたカーボンファイバーパネルを削除。ルーフ上のエアスクープがコンセプトカーより若干大型化されている点などが見受けられます。また、ダミーのテールライトが装着されていることから、市販型では再設計される可能性もありそうです。
市販型では、4つの電気モーターと組み合わされるF1仕様の1.6リットルV型6気筒エンジンを搭載、最高出力は1,000ps以上を発揮します。これは2015年にルイス・ハミルトンのF1カーが搭載したのと同じユニットで、最高速度は350km/h、6秒未満で200km/hに達し、EV航続距離は25km(15.5マイル)のパフォーマンスを誇ります。
市販型の価格は270万ユーロ(約3億2千万円)で、デリバリーは2019年後半から2020年初頭の予定でしたが、コロナウィルスの影響で遅延。恐らく2020年内には開始されるはずです。
(APOLLO)