■MEBプラットフォームを採用し、ティグアンより大型
VWが開発を進める新型フルエレクトリック・クロスオーバーSUV、『ID.4』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ID.4は、上海モーターショー2017で初公開された「ID.CROZZ」コンセプトの市販型となります。
市販型では「MEB」プラットフォームを採用し、「ティグアン」より大型で、「ティグアン オールスペース」よりコンパクトなボディサイズの電気クロスオーバー・クーペSUVとなると伝えられています。
捉えた最新のプロトタイプは、キアの「タイガーノーズ」を模倣している以外、最終デザインが露出しています。フロントのフェイクトリム部分をみると、グリル中央にはブランドロゴが隠され、ヘッドライトは薄いLEDデイタイムランニングライトを備える「ID.3」同様のグラフィックなどが見てとれます。
またバンパー、エアインテーク、サイドミラーをはじめ、テールライト、テールゲートの開口部まで確認できます。
EVパワートレインは、前後に電気モーターを1基ずつ搭載し、「e-AWD」モーターが追加、駆動方式は後輪駆動となります。最高出力はフロントモーターが80kW(110ps)、リアモーターが150kW(204ps)、瞬間最大トルクは310Nmを発揮するとされています。
バッテリーパックはID.3と共有し、330km(205マイル)、420km(261マイル)、550km(342マイル)の走行範囲を持つ45kWh、58kWh、および77kWhのユニットを提供する予定です。
ID.4市販型のワールドプレミアは、コロナウイルスの影響で確定していませんが、2020年内には行われるはずです。
(APOLLO)