■リアウィンドウが傾斜したクーペスタイル
VWが開発中の新型EVコンパクトSUV「ID.4」のハイスペック・クーペとなる「ID.4 GTX」(仮称)市販型プロトタイプを激写しました。
すでに公開されているプロトタイプと比較すると、フロントエンドには大型のコーナーエアインテーク、アグレッシブなバンパー、グリルを備えています。
また、ルーフスポイラーの代わりにリアスポイラーが装着されているほか、ルーフ形状、さらにCピラーまでもが異なっていることに気づきます。これまでのプロトタイプと比較しても、リアウィンドウが傾斜し、Cピラーが細いようです。またリアバンパーにはフェイクのエキゾーストパイプも取り付けられています。
ベースモデルのEVパワートレインは前後に電気モーターを1基ずつ搭載し、「e-AWD」モーターが追加されます。最高出力はフロントモーターが80kW(110ps)、リアモーターが150kW(204ps)、瞬間最大トルクは310Nmを発揮するとされています。一方GTXでは、大幅なパワーの向上がなされるとともに、全輪駆動は濃厚だといいます。
ID.4Xは2020年内の発表が予想されており、このパフォーマンスモデルはさらに1年以上先となる見通しです。発売されればライバルはフォード「マスタング・マッハE」あたりとなるでしょう。
(APOLLO)