■インテリアのクオリティアップと使い勝手を高めた「レネゲード・ナイトイーグル」
ジープ・レネゲードは、フィアット500Xと同じプラットフォームを使いながらもまったく異なる個性が与えられているコンパクトSUVです。
ジープ伝統の7スロットグリルと呼ばれるフロントグリルを備えながらも、タフさを強調するデザインはほどほどにしながら、従来の同ブランドにはないカラーバリエーションもあって、若いユーザーや女性オーナーも呼び込んでいます。
ボディサイズは、全長4255×全幅1805×全高1695mm(4WDは1725mm)。ジープで最もコンパクトなモデルで、全幅がワイドなので3ナンバー枠になりますが、日本でも取り回ししやすい大きさです。
2020年5月9日に発売される限定車の「ナイトイーグル」は、ファッショナブルな同SUVをより質感高く仕上げた一台。デザインやカラーなど雰囲気重視のアウトドア派にぴったりな1台になっています。
ベースは、FFの「ロンジチュード」で、搭載されるエンジンは、151ps/27.5kgmの1.3L直列4気筒インタークーラー付ターボ。組み合わされるトランスミッションは6速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)。動力性能は、決して余裕綽々とはいえませんが、小気味よく走らせられる力は1.3Lモデルでも備えています。
エクステリアには、グロスブラック仕上げのリヤバンパーディフレクターやテールランプベゼルが用意されています。一方のインテリアは、手触りの良い革巻きステアリングホイールやソフトタッチ素材のドア内張りによりクオリティアップが図られています。
さらに、リバーシブル式の高さ調整機能付カーゴフロアをはじめ、ベース車に未設定のオートヘッドライト、雨量感知機能ワイパーを装備することにより、利便性の向上も図られています。
そのほか、ブラインドスポットアシスト/リヤクロスパスディテクション、リヤバックカメラ、リヤパークアシストなどの安全装備も用意。
ボディカラーは、レネゲード初採用となる「スレートブルー・パールコート(限定100台)」と人気の「アルパインホワイト(限定100台)」を設定。価格はベース車の299万円に対し、「レネゲード・ナイトイーグル」は、上記の装備やカラーを用意しながら311万円というお買い得な設定になっています。
レネゲードはジープブランドのイメージを覆すデザインや色使いが魅力で、都市部での取り回しのしやすいサイズでありながら、2人までなら荷物を満載してキャンプなどのアウトドアニーズも応えてくれるはず。ルーフレールも備わりますので、より多くの荷物を積んでアクティブなカーライフも似合います。
(塚田勝弘)
【スペック】Jeep Renegade Night Eagle
●全長×全幅×全高:4255×1805×1695 mm
●ホイールベース: 2570mm
●タイヤサイズ:225/55R18
●最低地上高:170 mm
●車両重量:1410 kg
●総排気量:1311cc
●最高出力:151 ps/5500rpm
●最大トルク:27.5kgm/1850rpm
●車両本体価格:311万円