■最強ハイブリッドで最高出力800ps・最大トルク900Nm以上
メルセデスAMGの4ドアクーペ「GT」の頂点に設定される、「GT 73」の開発車両を再びカメラが捉えました。
スウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、鍵型のLEDデイタイムランニングライト、大きなパナメリカーナグリルを装備。巨大なコーナーエアインテークが完全に露出しており、下に位置する「GT 63」とほぼ同じフロントエンドがみてとれます。
またクワッドエキゾーストシステムやディフューザー、バンパーもGT63デザインを継承しているようです。唯一異なるのはテールライトのすぐ下に充電ポートが隠されている点で、多くのPHEVモデルがフロントまたはリアクォーターパネルに備えられるのとは異なる独自デザインがインパクトをもっています。
市販型の車名は「GT 73」が濃厚です。1998年から2001年まで2ドアクーペ「SL」に「SL73 AMG」が設定されています。パガーニ「ゾンダ」にも搭載された7.3リットルV型12気筒エンジンがその名の由来で、「73」の車名が19年ぶりに復活することになります。
ただし、GT 73市販型に搭載されるパワートレインはV型12気筒ではなく、コンセプトモデル同様に4.0リットルV型8気筒+電気モーターのハイブリッドモデルで、最高出力は800馬力以上・最大トルクは900Nm以上と予想されており、0-100km/h加速3秒以内のハイパフォーマンスを誇ります。
ワールドプレミアは2020年が有力ですが、コロナウィルスの影響で流動的となりそうです。
(APOLLO)