■リアサイドウィンドウの偽装もはずれ、ウィンド・ディフレクターも露出
BMWのコンパクト2ドア「4シリーズ」の派生オープン、「4シリーズ・カブリオレ」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
カメラマンによると、撮影された日はスカンジナビアでは摂氏マイナス5度という極寒で、ドライバーはスキーウェアを着込み、終始ルーフをフルオープンで走行テストをしていたといいます。これまでダミーパーツを装着したプロトタイプがフルオープンで現れたことがありましたが、市販型のテスト車両のフルオープンは初です。
最新プロトタイプは、市販型に採用されるCタイプのLEDデイタイムランニングライトを装備、新グラフィックのテールライトの一部、リアバンパー左右には、エアアウトレットを隠しているとみられるくぼみも確認できます。またリアサイドウィンドウのカモフラージュも初めて取れ、ウィンド・ディフレクターも見てとれます。
新型のアーキテクチャには「CLAR」プラットフォームを採用、ルーフは電動リトラクタブル・ハードトップから、新型「Z4」同様にソフトトップへ変更されることも濃厚です。
キャビン内では高精度ディスプレイ、スポーティな新デザインの3スポーク・ステアリングホイール、ワイドな薄型レジスター、電子パーキングブレーキ・コントローラーを装備、クーペと異なるのはルーフ開閉ボタンくらいとなります。
パワートレインは、最高出力255ps・最大トルク400Nmを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ターボを筆頭に、最高出力382ps・最大トルク500Nを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンがラインアップされるほか、プラグインハイブリッドの設定も期待されています。
4シリーズ・カブリオレのワールドプレミアは、2020年内が濃厚です。
(APOLLO)