■「EVA II」アーキテクチャを採用、フロントエンドはグリルレスに
メルセデス・ベンツのEVブランド「EQ」から発売が予定されている新型モデル「EQA」および「EQB」の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
EQブランドでは第一弾として「EQC」を発売、現在「EQA」「EQB」「EQE」「EQG」「EQS」などの商標登録が確認されています。
今回捉えたEQAはコンパクト・オフローダー「GLB」をベースとし、EQBはエントリークロスオーバーSUV「GLA」をベースとしたEVモデルとなっています。
プラットフォームは両者とも「EVA II」(モジュラー・エレクトリック・アーキテクチャ)を採用、60kWhから110kWh容量のバッテリーパックを搭載し、150kW(204ps)、200kW(272ps)、250kW(340ps)という3つのパワーのラインアップが期待できそうです。
1回の充電による航続距離は、248マイル(400km)から最大310マイル(500km)が予想されており、電動四輪駆動に関してはEQBにオプション設定される可能性があるようです。
両モデルのキャビン内では、MBUXインフォテイメントシステムを搭載、半自動運転機能を提供する最新の運転支援システムなどの装備も濃厚といえるでしょう。
捉えた最新のプロトタイプは、これまでのテスト車両にあった偽装グリルが見当たらず、ツルッとしたフロントエンドが見てとれます。もちろんこれはカモフラージュカバーと思われますが、市販型では、EQC同様の閉じたグリル、新しいヘッドライトやテールライトがインストールされることが確実視されています。
ワールドプレミアは、EQAが9月のパリモーターショー、EQBは2021年内が有力です。
(APOLLO)