アコードがマイナーチェンジしたのですが、驚くのはその内容。「タイプS」が復活したのです。
ポイントはやはり、走りの性能向上。「TypeS」のお約束である運動性能と快適性を両立した専用セッティングのサスペンションに、17インチサイズに大径化したブレーキが、走り好きのホンダファンにはたまりませんね。
そのほかエアロパーツや黒内装+赤ステッチのシートなど、内外装がよりスポーティにコーディネートしてあるのもうれしい限りです。
もちろんツアラー(ワゴン)にも
でも、先代アコードユーザーにとっては「2Lエンジン追加」のほうがニュースなのかもしれませんね。現行モデルへとフルモデルチェンジされた際に2Lエンジンは廃止となり全車2.4Lエンジンとなっていたのですが、今回のマイナーチェンジでは2Lエンジンもしっかりと復活を果たしました。新型は価格が高すぎる!という市場の要求に応えた対応と考えて間違いないでしょう。マイナーチェンジ前のベーシックグレード(24E)は270万円だったのですが、マイナーチェンジ後のべーシックグレード(20TL)は249万8000円と20万円と少々お安くなっています。今回のマイナーチェンジで、2.4Lエンジン搭載車は「TypeS」だけになりました。
全幅1840mmは大きすぎだ!とか、価格が大幅に上がっちゃったから買えないよ!とか、フルモデルチェンジの際には日本の旧型アコードユーザーからの厳しい声が寄せられ、すっかり元気のない現行アコード。でもいいんです。周囲の声なんて関係ないんです。アコードオーナーのボクはアコードが大好きなんですから。これでアコードが増えてくれるなら、ボクは幸せです。
(工藤貴宏)