■0-100km/h加速は、約2.8秒をクリア
2020年3月3日、マクラーレン・オートモーティブは、「McLaren 765LT」を発表しました。なお、ジュネーブモーターショーの中止に伴い、ライブストリーミング配信という形で披露されています。ボディコンポーネントにカーボン・ファイバーを使ったMcLaren 765LTは、「ロングテール」シリーズの最新モデルで、「720S Coupe」よりも80kg軽量化され、乾燥重量は1229kgに収まっているそう。
公道走行に適合するMcLaren 765LTは、4.0L V8ツインターボが搭載され、765PS/7500rpm、800Nm/5500rpmというスペック。トランスミッションは、デュアルクラッチトランスミッションの7速SSG(シームレス・シフト・ギヤボックス)が組み合わされています。0-100km/h加速は、約2.8秒という俊足ぶり。また、トランスミッションには、「リミット・ダウンシフト」と呼ばれる新しい機能が加えられていて、エンジンがオーバーレヴすると、エンジンの回転数と車速が合うとギヤが変更されます。
また、「720S Coupe」よりも最低地上高が5mm(リヤは変更なし)低くなり、フロントのトレッドが6mm拡幅されたことで、グリップと操縦安定性が向上したそう。
エアロダイナミクスも「720S Coupe」より進化していて、フロントの大型スプリッター、拡張されたリヤディフューザーとの組み合わせにより、ダウンフォースが25%増えています。
そのほか、サスペンションやブレーキシステムの性能向上、新開発のピレリ製タイヤなどが盛り込まれていて、「ロングテール」の最新モデルらしい性能が付加されているそう。なお、日本での発売時期、価格などの詳細は明らかにされていません。
(文:塚田勝弘)