■iブランド初のグランクーペは、2つのRWDとAWDをラインアップ
BMWは、「4シリーズ」の電気バージョン「i4」を3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアすることを正式発表しましたが、その最終プロトタイプの撮影に成功しました。
EV4ドアクーペであるi4はiブランド初のグランクーペで、スポーティかつラグジュアリーなエクステリアデザインを特徴としています。
キャビン内は昨年5月にも撮影していましたが、当時は3シリーズのダミーインテリアを使用しており、最終デザインではなかったことがわかりました。
今回捉えたコックピットには、電気SUV「iX5」同様にインフォテイメントスクリーンと長方形のデジタルインストルメントパネルを搭載しています。ダッシュボードの残りの部分は3シリーズに似ていますが、センターベントの下のコントロールボタンは下部へ移動されているようです。またマルチファンションステアリングホイールは、3本スポークのデザインとコントローラーをそなえた「X3 M Competition」や「X4 M Competition」など、BMWの最新モデルと共有しています。
エクステリアは、発表直前にもかかわらず厳重です。しかし、スノーチェーンが後輪のみに装着されていることから後輪駆動であることがわかるほか、新デザインのLEDデイタイムランニングライト、波打つテールライトの一部、そしてラグジュアリーなクーペシルエットが見てとれます。
市販型では「CLAR」モジュラープラットフォームを採用、「i4 60 sDrive」及び「i4 80 sDrive」の2つのRWDバージョンをラインアップするほか、「i4 80 xDrive」のバッジをつけるAWDモデルも設定される予定です。
バッテリーパックは60kWh、80kWhの2つを用意、80kWhのバッテリーは1回の充電で373マイル(600km)のWLTP後続距離を可能にし、150kW急速充電では約35分で80%の充電を完了、6分間で約62マイル(約100km)走行の充電を補充できます。また最高出力は530ps、0-100km/h加速は約4秒、最高速度は200km/hのパフォーマンスと予想されています。
(APOLLO)