アストンマーティン『ヴァンテージ』に待望のオープンモデル、MT車が追加! MTの価格は140万円以上お安い設定!!【新車ASTON MARTIN Vantage】

■ヴァンテージロードスターの走行時も操作可能なソフトトップ開閉時間はわずか7秒以下!

2020年2月21日、六本木にある東京ミッドタウンキャノピー・スクエアで開催されるアストンマーティンヴァンテージギャラリーに先駆けて、ヴァンテージロードスターとクーペのMT車が発表されました。

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六本木の東京ミッドタウンに行くと明日まで、3台のヴァンテージを近くで見ることが可能

アストンマーティンブランドの中で最もボディサイズが小さく、スポーティなヴァンテージは、ベイビーアストンと呼ばれていて、現行モデルは日本市場には2017年11月にクーペのAT車を導入。ようやく本日待望の2シーターオープンのロードスターが追加されたのです。

ヴァンテージ外観03
ソフトトップを開けた状態のヴァンテージロードスターのフロントスタイル

ヴァンテージロードスターに採用された電動開閉式のソフトトップは、新開発されたZパターンの軽量折りたたみルーフメカニズムを採用。開閉に要する時間はわずか7秒以下。そして時速50km以下であれば、走行時でも操作可能となっています。また、シャシーを最適化することにより、車両重量はクーペからわずか60kg増に抑えていて、高い運動性能はキープされています。

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開閉時間わずか7秒以下というソフトトップ
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滑らかなカーブを描くボディラインはロードスターとなっても健在

●ヴァンテージロードスターの最高速度306km/h、0-60マイル(約97km/h)加速3.7秒!

ヴァンテージロードスターに搭載されているエンジンは最高出力510ps、最大トルク685Nmを発生する自社開発した4LV型8気筒ツインターボ、そしてミッションはZF製の8速ATが組み合わされます。駆動方式はFRで、最高速度は約時速306km、0-60マイル(約97km/h)加速はわずか3.7秒という高いパフォーマンスを発揮します。

ヴァンテージ内装01
最高出力510psを発生する4LV8ツインターボエンジン
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インパネのデザインはクーペモデルからの変更はなし

スポーツ、スポーツ+、トラックの3つの走行モードもロードスター専用に調整され、ダイナミックなキャラクターと運動性能を誇っています。その一方で、トランク容量は200Lを確保し実用性の高さも兼ね備えているのです。

ヴァンテージ内装03
ホールド性も高く肌触りも良い本革シート
ヴァンテージ外観07
200Lというトランク容量を実現。内壁をえぐるなど工夫されている。

また、ヴェンテージロードスター導入とともに、クーペモデルを含むヴァンテージには様々な新しいオプション装備が導入されました。その代表例が、ベーングリルです。2018年にヴァンテージクーペが導入されたときはサーキット志向の強いハンターグリルを採用していました。今回オプションで、アストンマーティンを象徴するエレガントなデザインのベーングリルがヴァンテージ生誕70周年を記念して導入されました。

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オプションで設定されているベーングリル。エレガントな雰囲気が漂う
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ヴァンテージロードスターに装着される20インチホイール

●ヴァンテージクーペに待望の7MTを搭載!

また、クーペモデルにはアストンマーティンファンに向けたオプションとして、7速MTを搭載。従来は限定車のヴァンテージAMRしか選ぶことはできませんでしたが、クーペでも選べるようになりました。

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ヘリテージレーシングパックと呼ばれるエアロパーツを装着したヴァンテージクーペ
ヴァンテージ内装04
今回クーペモデルに設定された7速MT車

DBXの追加によってSUVという新しい価値を提供し始めた英国のスポーツカーブランド、アストンマーティン。ロードスターやヴォランテと呼ばれるオープンカーのデザインはまさに芸術品のような美しさと言えるでしょう。ヴァンテージロードスターの車両本体価格は2159万9000円、クーペはAT車が2056万9000円、MT車は1913万円となっています。MT車を戦力的な価格としたそうです。

ヴァンテージ外観02
クーペとロードスターが揃いラインナップが充実

なお、東京ミッドタウンで開催されているアストンマーティンヴァンテージギャラリーは明日までですが、その後はヴァンテージロードスターディーラーツアーとして全国のアストンマーティンディーラーで展示イベントが開催される予定なので、実車のヴェンテージロードスターを見たいという人は詳しくはディーラーに確認してください。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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