■720Sからインスパイアされたフロントエンド。V6ツインターボ+電気モーターの可能性
マクラーレンは現在「600LT」「570S」「540C」などスポーツシリーズの後継モデルを開発しているとみられますが、そのテストミュールをカメラが初めて捉えました。
スポーツシリーズは、同社のエントリーモデルとして位置づけられ、ハイパフォーマンスを持ちながら一番親しみやすいシリーズといえます。2015年には第一弾となる「570S」が発表されていますが5年が経過し、新世代スポーツシリーズへバトンタッチされることになりそうです。
捉えたプロトタイプは、一見「570S」のようです。しかしよく見れば様々なカーボンファイバーコンポーネント、ハイマウントデュアルエキゾーストシステム、そしてリアフェンダー付近には「M614ハイブリッドプロトタイプ」の文字、リアクォーターウィンドウには「HYBRID」ステッカーが見てとれます。
つまり次世代スポーツシリーズは「Ultimate」シリーズ以外として最初のハイブリッドモデルとなることを意味しています。
プロトタイプからエクステリアデザインは見えてきませんが、コックピットのデジタルインストルメントクラスタを拡大すれば、そこにはなんと新型モデルがフルヌードで映されています。よく見ると「720S」からインスパイアされたフロントエンドに特徴的なヘッドライト、フェンダーの間には顕著なスプリッターとベンチレーションフードを装備しているようです。
パワートレインは、V型6気筒ツインターボエンジン+電気モーター、あるいはV型8気筒ツインターボ+電気モーターのハイブリッドとなりそうです。次世代スポーツシリーズのデビューは2021年が有力だといいます。
(APOLLO)