■パワートレインは「MI-TECH CONCEPT」から流用するPHEVシステム
昭和の名車といえる、三菱『ギャランVR-4』の車名が復活する可能性があると、海外自動車ニュースサイト「CARSCOOPS」が伝えています。
ギャランVR-4は、1987年(昭和62年)に同社フラッグシップ・4ドアセダンという位置づけで発売されました。パワートレインは2.0リットル直列4気筒DOHCターボ「サイクロン」エンジンを搭載し、最高出力205psを発揮、駆動方式はフルタイム4WDで、トランスミッションは5速MTが設定されていました。
翌88年には軽量化された「VR-4R」が誕生、89年の改良モデルでは最高出力が220psまで高められているほか、1992年に登場した2代目では最高出力240ps、そして3代目では280psまで向上されています。
予想CGでは、ダイナミックシールドデザインをより進化させたデザインでアグレッシブに、かつスポーテイさが強調されています。アンダー開口部も大型化、アンダースポイラーも大胆なデザインで押し出し感をアピール。ヘッドライトは細くシャープなデザインの中に2連プロジェクター&LED、ウインカー採用などを予想しています。
左右デフューザーにもLEDを装着し、サイド前後のタイヤハウスの張り出し感を強調させたデザインにし、アンダースカート部もそれに合わせた独特のカッテイングデザイン、キャラクターラインも個性的なルックスとなり、より立体的な面構成などが期待できそうです。
パワートレインは、2019年東京モーターショーで世界初公開された「MI-TECH CONCEPT」と共有するPHEVシステムの可能性があるようです。PHEVシステムの発電エンジンとして、従来のガソリンエンジンに比べて軽量・小型なガスタービンエンジンを採用。モーター2基で構成する「デュアルモーターAYC」をフロントとリアにそれぞれに搭載した「Quad motor」(クアッドモーター)4WDに、車両運動統合制御システム「S-AWC」を適用させる電動4WDシステムの採用が予想されます。
(APOLLO)