マツダとの関係をさらに深めたオートエクゼ。シックなスタイルのマツダ3&CX-30を展示【東京オートサロン2020】

■今後、ディーラーオプションとしても展開されるオートエクゼ製品

オートエクゼはミスター・ル・マンのニックネームで知られる寺田陽次郎氏が代表を務めるマツダ車を得意とするファクトリーです。当初からマツダとの関係は深いものでしたが、今後はさらにその関係は強まるとのことで、マツダのカタログにもスタイリングキットの一部として同社の製品が掲載されるようになるとのことです。

2020年の東京オートサロンにはマツダ3とCX-30が展示されました。

オートエグゼマツダ3 リヤ7/3
ルーフスポイラーは写真のピアノブラックのほか、未塗装品もラインアップされている。

マツダ3はエンジン、足まわり、エクステリアとひととおりのチューニングが施された仕様となっていました。エンジン関係では、エアフィルターリプレイスメント(エアエレメント)、インテークサクションキット、ターボタイプ、プレミアムテールマフラーを装着。

走りには影響しませんがボンネットダンパーも装着されていました。国産車はボンネットダンパーを採用するクルマが少なく、このアイテムは人気とのことです。

オートエグゼマツダ3エンジンルーム
赤いカラーリングのパーツが力強い印象。黄色いバッテリーはメンテナンスフリーのオプティマバッテリー
オートエグゼマツダ3 ボンネットダンパー
ボンネットダンパーを装着するだけで、高級感がグッとアップ。ボンネットを開ける機会の多い人にはうれしいパーツだ

足まわりは車高調整式のツインチューブ減衰力固定式ダンパーに専用のスプリングを組み合わせて、マイナス20mmの車高にセッティング。タイヤはブリヂストンのトランザT005A(215/45R18)で、レイズの57ANA(18×7.0J)が組み合わされていました。またボディ強化関係ではストラットタワーバー、フロアクロスメンバー、メンバーブレースセット、スポーツサイドバーが装着されます。

オートエグゼマツダ3 フロント7/3
フロントアンダースポイラーはピアノブラック塗装モデルのみの設定

ボディキットは「BP06スタイリングキット」と呼ばれるもので、フロントアンダースポイラー、フロントグリル、リアアンダースポイラー、リアルーフスポイラーがキット内容となります。

オートエグゼCX-30 フロント7/3スタイル
ボディ関連のキットは3月発売予定

一方のCX-30は少しおとなしめの内容。エンジン関係ではエアフィルターリプレイスメント(エアエレメント)、インテークサクションキット、プレミアムテールマフラーを装備。ボディ強化関連はストラットタワーバー、フロアクロスメンバー、メンバーブレースセット、スポーツサイドバーを装備。足まわりはスプリングのみ交換で車高は20mmダウンとなり、グッと引き締まった雰囲気になっています。

オートエグゼCX-30  エンジンルーム
CX-30用パーツは製作進行中で、今回の展示車に装着されていたパーツに加え、各種のボディ補強パーツなども発売予定

ボディキットはフロントアンダースポイラー、フロントグリル、リアアンダースポイラー、リアルーフスポイラーがセットとなった「DM06スタイリングキット」となります。ホイールは18×7.0JのレイズGLアズール57BNAで、ブリヂストンのトランザT005A(215/55R18)が組み合わされます。

オートエグゼCX-30 リヤ7*/3スタイル
サイドアンダースポイラー、リアアンダースポイラーはピアノブラック塗装済み。ルーフスポイラーはピアノブラック塗装済みと未塗装品が用意される

(文/写真・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる