■クラウドサービス「Smart Access」のIoTリンクデモで車内から家電を操作
2019年4月にフォルシアグループ傘下に入ったクラリオン。フランスのメガサプライヤーの事業部門であるフォルシア クラリオンになって初となる「東京オートサロン2020」の出展概要を発表しました。
なお、フォルシアは4つのプロダクトライン(Cockpit、Domain Controller、Immersive eXPeriences、Display technologiesとADAS)を中心に事業を展開。世界中の3台に 1台の車両が何らかのフォルシア製品を装備しています。
同ブースでは、先進技術の融合による未来に向けたコックピット ソリューションの実現を目指し、フォルシア グループが開発を推進している「Cockpit of the Future(コックピット・オブ・ザ・フューチャー)」の技術が公開されます。
「Quad View IVI」として、クラリオン独自の「HMI テクノロジーQuad View」搭載モデルの9インチAVナビゲーション「NXV997D」や、多くの自動車メーカーにディーラーオプション採用されている「Quad View ナビゲーション」をタッチアンドトライコーナーで紹介。
また、2 台のデモカーであるスズキ・スペーシア、光岡ビュートを使い「Quad View」の操作性など、フォルシア クラリオンの次世代 HMIと独自の音響システムである「Full Digital Sound」の体験もできます。なお、「Full Digital Sound」は、ビュートに搭載されます。
「Home IoT」分野では、フォルシア クラリオンによる独自のクラウドサービス「Smart Access」のIoTリンクデモとして、車内からの様々な家電品の操作デモが行われます。
参考出品の「Immersive Next Sound GEAR 〜for e-Sports〜」は、フォルシア クラリオンは、同社の高音質をより多くの人に体験してもうらうべく、車載用スピーカー技術を応用したことで、注目が高まるe-sports用のゲーミングチェアを開発。
ルームワークス(関西創愛ファニチュア)の「DXRACER(デラックスレーサー)」をベースに開発された参考出品チェアで、ブースに設置されるドライビングシミュレーションゲームによりe-sportsを盛り上げる音響システムが楽しめるそうです。
(塚田勝弘)