開発車両を初スクープ! BMW最小クロスオーバーSUVは「iX2」に?

■X2のゼロエミッションバージョン、i4とドライブトレインを共有

BMWは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「X2」のプラグインハイブリッド版を開発していますが、フルエレクトリック版となる「iX2」(仮称)の市販型プロトタイプをカメラがはじめて捉えました。

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BMW iX2 開発車両

厳冬のスウェーデンでキャッチした開発車両は、PHEV版「X2 xDrive 25」テスト車両と同様にフロントには丸いフォグランプのステッカーが貼られています。しかし市販型ではヘッドライトと統合される可能性があり、最終的にはシンプルなフロントエンドに仕上げられそうです。

またフロントフェンダーと右側クォーターパネルに2つの充電ポートを装備していますが、生産型ではフロントの充電ポートは削除される可能性が高いと思われます。サイドには「Electric Test Vehicle」のステッカーが貼られているほか、フェイクのエキゾーストパイプも見てとれます。市販型ではPHEV版とかなり近いデザインとなる可能性が高いはずです。

BMW X2 EV外観_008
BMW iX2 開発車両

パワートレインの詳細は現時点で入手出来ていませんが、グランクーペの「i4」や「iX3」に搭載される第5世代ドライブトレイン「eDrive」の採用が予想されています。この最新世代テクノロジーは、電気モーターをはじめトランスミッションなどを一体設計し、電動密度を大幅に向上させています。

BMW X2 EV外観_009
BMW iX2 開発車両

また70kWhのリチウムイオンバッテリーパックと電気モーターを搭載し、航続距離はWLTPモードで500km以上と見られ、高電圧急速充電により100k走行分のバッテリーを約6分で完了します。

iX2市販型のワールドプレミアは、2020年のPHEVに続いて2021年が有力です

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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