新型軽スーパーハイトワゴンが2台登場するほか、ekクロスなどの個性満点のカスタマイズカーが勢揃い【東京オートサロン2020】

■「eKクロス WILD BEAST Concept」は、流行のアウトドアイメージを採用

2019年12月24日、三菱自動車は「東京オートサロン2020」の出展概要を発表しました。

同社のブースでは、「Drive your Ambition」を掲げ、軽ハイトワゴンのeKクロス、オールラウンドミニバンのデリカD:5、プラグインハイブリッドEVのアウトランダーPHEV、クロスオーバーSUVのエクリプス クロスのカスタムカー、そして新型軽スーパーハイトワゴンの計7台が参考出品されます。

三菱自動車 eKクロス
三菱自動車の「eKクロス WILD BEAST Concept」

また、初日の1月10日(金)15:30より演出家・コメンテーターとして活躍中のテリー伊藤氏のスペシャルトークショーも実施されます。先の「東京モーターショー2019」で「SUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT」が初公開されましたが、東京オートサロンでも新型軽スーパーハイトワゴンが2台披露されますから要注目です。

東京オートサロンを前に写真が公開された「eKクロス WILD BEAST Concept」は、eKクロスのデザインコンセプトである「THE CUTE BEAST(キュート・ビースト)」に対し、今回のカスタムカーでは「THE WILD BEAST(ワイルド・ビースト)」がコンセプト。遊び心を感じるアウトドアイメージを強調することで、eKクロスの持つSUVらしい新しい魅力をより引き立ているそう。

ボディカラーは、イエローとブラックのカラーリングをベースに、ルーフ、テールゲート、ボディサイドにブラック/グレーのカモフラージュ柄のアクセントが配されています。タイヤは、オンロードの快適性とオフロードでの走破性を両立するTOYO TIRES製の「OPEN COUNTRY R/T」が採用されています。ホイールは、ボディと同様のカラーリングで全体の統一感が高められ、より積極的にアウトドアレジャーを楽しめる仕様。

三菱自動車 アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEVの「特務機関 NERV仕様」

アウトランダーPHEVの「特務機関NERV」仕様は、ゲヒルンが運営する「特務機関NERV防災」アプリや防災情報配信サービスで、地震や津波、気象警報などの防災気象情報、停電情報といった生活情報などを速報で発信。車体には、特務機関NERVのラッピングが施された上に、米国カイメタ社が製造する平面型衛星アンテナ「KYMETA u7」を搭載、スカパーJSATとコラボレーションにより、衛星通信によるインターネット接続サービスが提供されます。また、内閣府の協力により、準天頂衛星「みちびき」を利用した衛星安否確認サービス「Q-ANPI」端末を搭載し、「みちびき」を利用した災害用通信も提供。

タイヤはこちらもTOYO TIRES製「OPEN COUNTRY R/T」で、ホイールにはCRIMSON製LYCANを採用し、災害時の支援活動におけるオフロードでの走破性も高めた仕様になっています。

■探検心をくすぐるエクリプス クロスの提案

エクリプス クロスの「週末探検家」仕様は、三菱自動車のWebコンテンツで、“探検マインド”を持つアクティブなユーザーを応援し、クルマを通じた新しいドライブの楽しみ方、週末の過ごし方を提案するもの。ウェザーニューズからの気象情報の提供を通じて、第1弾の「雲海出現NAVI」、第2弾の「古典絶景NAVI」、第3弾の「令和日の出NAVI」などのコンテンツが提供されています。

今回のエクリプス クロス週末探検家仕様では、スマホ連携ディスプレイオーディオ「SDA」とオリジナルアプリ「週末探検家」を使用したコネクティッドシステムが紹介されます。

三菱自動車 エクリプス クロス
エクリプス クロスの「週末探検家」仕様

サスペンションにはエアーサスペンションジャパン製のスーパーパフォーマンスキットが採用され、ワイヤレスリモコン、スマホ・アプリで車高の上げ下げが可能。タイヤはTOYO TIRES製OPEN COUNTRY R/T、ホイールはRAYS製TEAM DAYTONA M9を履き、行動範囲がさらに広がる週末探検家にふさわしい仕様になっています。

三菱自動車 デリカD:5
デリカD:5の「ALL BLACKS」サポートカー

デリカD:5の「ALL BLACKS」サポートカーは、ラグビーニュージーランド代表チームALL BLACKSの日本国内における国際的な大会をサポートしている車両。ボンネットとテールゲートにALL BLACKSのロゴマークが配され、左右ボディサイドにはチームの象徴でありニュージーランド固有のシダの葉であるシルバーファーンを用意。

また、YOKOHAMA製GEOLANDAR X-AT G016とADVAN Racing RZⅡが装着され、ALL BLACKSの鍛え抜かれたラガーマンを彷彿とさせる力強い走りを発揮する仕様になっています。

三菱自動車 デリカD:5
デリカD:5の「eye・キュート produced by テリー伊藤」仕様

同じくデリカD:5の「eye・キュート produced by テリー伊藤」は、デリカD:5の新たなデザインとライフスタイルを提案。フロントフェイスはボンネットをアッパーグリルまで延長、丸型ヘッドライトに変更することで、親しみやすい表情になっています。

シート生地にタータンチェック柄が採用されていて、ファッションにこだわりを持つテリー伊藤氏らしい内装に仕上げられています。また、YOKOHAMA製GEOLANDAR CV G058、MLJ製DAYTONAを採用し、足元をレトロでクラシカルなイメージとすることで、より親しみを感じさせる仕様になっているそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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