●日本でも実現して欲しい、ピット内を間近で見られるサービス
レース観戦での楽しみの一つにPIT WALKやGRID WALKがあります。むしろそちらがメインというモタスポファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろんDTMでもPIT WALKはありますし、GRID PRESENTATIONもあります。そしてさらにDTMには、ファンを楽しませてくれる「PIT VIEW」というサービスがあるんです。
百聞は一見にしかず、というわけで早速潜入してみます。
パドックに設営されたPIT VIEWの入り口から中に進むと、そのままカラのピットに入ることができます。そしてその先に、PIT VIEWの仕掛けがありました。
ピットレーンとの境に透明のパーテーションが設置され、その先のピットレーンの様子が見えるようになっています。ちょうど取材に行った時はサポートレースのフォーミュラ・ルノーの走行時間でしたので、ピットインしていたレース車両や作業の様子を子どもたちが間近で見ている姿が印象的でした。
そしてさらに、左右のピットとの境にも同じように透明のパーテーションが設置され、隣接するDTMのピットも隠すことなく見ることができます。
筆者が取材に行ったピットの両隣では99号車Audi Sport Team PhoenixのMike Rockenfeller選手と、5号車Audi Sport Team Abt SportslineのRobin Frijns選手の2台のAudiが見えました。このPIT VIEWはパドック内に3箇所設営されていたので、おそらくDTM参戦中の3メーカーがそれぞれ設営しているのだと思います。
スーパーGTでは参戦車両数の関係もあり、なかなかこういうサービスは難しいかもしれませんが、こういうファンの喜ぶサービスはぜひ積極的に導入して、レース文化を特に未来のある子どもたちに浸透させてほしいですね。
(H@ty)