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●危なげないレース展開で嬉しいシリーズ初優勝
スーパーフォーミュラのサポートレースとして今年度から開催されているTCRジャパンシリーズ。7月の富士大会以来2ヶ月ぶりに、岡山国際サーキットで第4大会が開催されました。
土曜日と日曜日、それぞれがサタデーシリーズ、サンデーシリーズという形で個別にランキングが決まるTCRJ、28日にはサタデーシリーズの予選と決勝が行われました。
予選ポールポジションを獲得したのは、サタデーシリーズでは第2戦から3戦連続でポールポジションを獲得している#21 Hitotsuyama Racing 篠原 拓朗選手。篠原選手は前日に行われた3回の専有走行でも2位以下を0.3~0.9秒ほど引き離す圧倒的な速さを見せており、念願の初優勝に向け万全の体制で決勝に臨みます。
フロントローとなる2番手には、ジェントルマンドライバーながら今シーズンオーバーオールでも優勝している#33 GO&FUN Squadra Corse 前嶋 秀司選手が入り、オーバーオール2勝目を虎視眈々と狙います。
そして迎えたサタデーシリーズ決勝。レース前、「スタートが決まればいけると思います」と語った篠原選手。スタンディングスタートで16時3分に決勝レースがスタートすると、4番手スタートの#18 KCMG マシュー・ホーソン選手とその後ろ5番手からスタートの#5 TEAM GOH MODELS 金丸ユウ選手の2台のCIVICが好スタートを決め、1コーナーまでに3番手スタートの#52 埼玉トヨペットGreen Brave 密山 祥吾選手とその前の前嶋選手をオーバーテイク。しかしその1コーナーでホーソン選手にアウトから被せられる形で密山選手が行き場をなくして接触。ホーソン選手はハーフスピン状態でコースアウトしてしまいます。この接触で2番手に金丸選手、前嶋選手がその直後につけバトルを展開します。
決勝前の言葉通りスタートを決めた篠原選手は、後方での混乱やバトルのおかげで1周目から独走。レース中のファステストラップも記録し、そのまま危なげないレース展開で嬉しいシリーズ初優勝を決めました！
またジェントルマンクラスでは、金丸選手とバトルを繰り広げていた前嶋選手に反則スタートのためドライブするーペナルティが課せられてしまいます。そんな中、ジェントルマンクラス中4位、オーバーオールで9番手から好スタートを決めた#19 バースレーシングプロジェクト【BRP】 HIROBON選手が1周目終了時点で全体の4番手までポジションを上げます。途中オーバーオールクラスの#25 Volkswagen 和歌山中央RT with TEAM 和歌山 松本 武士選手にオーバーテイクを許すものの、こちらも激しいバトルを制し今シーズン初優勝となりました。
29日の日曜日にはサンデーシリーズの予選、決勝が行われます。
（H@ty）
