■ハイマウントストップランプを知ってますか?
「教えて!clicccar」に運転経験の少ない大学生のかたから、質問投稿がありました。
要約すると、「私は正直テールランプとブレーキランプの区別がよくできておりません。ブレーキランプとテールランプの見分ける方法やそれに関係した運転テクニック等あれば是非教えてください。」というもの。
運転免許を取得してもう40年近く経つというのに、そういう疑問を考えたことがなかったのは衝撃的でした。当たり前に、「明るく光るテールランプが見えたらそれはブレーキを踏んでるもの」「それほど眩しくない赤いライトはブレーキじゃない」くらいにしか考えたことがなく、説明してあげるのは大変だと思いつつ、今の若い人は自分らの頃に比べて慎重なんだろうか、なんて事まで考えてしまいました。
確かに、40年近く前には、特に原付なんかでテールランプが点いてるんだか、消えてるんだか、切れてるんだかわからないとか、アクセル開度に合わせて大きく明るさが変化するなんてザラでしたが、そういう厳しい環境がテールとブレーキを見分ける眼力を養ったのかも?
さて、そんな厳しくない時代の若者への一つの解答ですが。、ハイマウントストップランプの存在を教えてあげたいですね。
テールランプ、ブレーキランプ、ウインカー、バックランプ、リヤフォグなどが一体となったユニットとは通常は別体で、リヤウインドウの上などの高い位置に取り付けられ、夜間ライトを点灯してても、ブレーキを踏まない限り光りません。車両のセンターにあるので、ブレーキを踏んでいると容易に見分けがつきます。
アメリカから始まったこの「安全装置」ですが、日本でも80年代くらいから普及し始め、今では新車装着が義務化されています。そもそも、どちらも赤く光るテールランプとブレーキランプの区別を付けることも、ハイマウントストップランプ考案時の目的の一つでした。
そう考えれば、その見分け方は難しいとは言えません。もちろん、普段運転してらっしゃる方は、ほぼ意識しないで運転してますよね。せっかく取得した免許ですから、どんどん使ってドライブして、クルマの楽しさをもっともっと知ってほしいものですね。
(クリッカー編集長 小林 和久)
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