■世界中で130機以上のHondaJetが運用
小型ジェット機の「HondaJet」が好調な維持しています。2019年8月13日、ホンダの航空機事業子会社である「ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)」は、「HondaJet」の2019年上半期(1月~6月)のデリバリー数が17機になったと発表しました。HondaJetは、小型ジェット機カテゴリーにおいて、2017年と2018年に続き世界1位を達成しています。
2019年上半期は、HACI本社において「HondaJet Elite」の主翼の組み立て、各種スペアパーツなどを格納する新ハンガーの建設が開始されています。また、直近では現地時間の8月5日、中国における型式証明も取得しています。
「HondaJet Elite」は、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体などのHonda独自開発技術により、クラス最高水準の最高速度(同社調べ)をはじめ、最大運用高度や航続距離、上昇性能や燃費性能、静粛性、室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。
同機は現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、インド、中東、および日本で販売されていて、世界中で130機以上のHondaJetが運用されているそうです。
ホンダ エアクラフト カンパニーの藤野道格社長は、「2017年と2018年に続き、2019年上半期も世界No.1デリバリーを達成でき、大変うれしく思います。今回のマイルストーンは、HondaJetの先進技術や洗練されたデザインだけでなく、顧客への最高レベルのサービスのご提供によって達成されたものだと考えています。今後も、Hondaとしてビジネスジェット業界に新価値を創造していきたいと思います」とコメントしています。
小型ジェット機は、セスナ社やリアジェットなどの大型ジェット機よりも参入しているメーカーが多く、HondaJetの三連覇なるか、また躍進がどれくらい続くのか注目です。
(塚田勝弘)