●ランキングトップ3は全員、全戦で入賞中。ライバル勢も見逃せない
いよいよ今週末に迫ったスーパーフォーミュラ第4戦・富士大会。スーパーGTが海外ラウンド開催だったため、国内トップカテゴリのレース開催が前戦SUGO以来ということで、多くのモータースポーツファンがこの週末を待ち望んでいたのではないでしょうか。
全7戦で開催されるスーパーフォーミュラもこの第4戦で折返しということで、今回はシーズン前半戦を振り返りつつ、今大会の見どころに迫ってみようと思います。
第3戦終了時点でのドライバーズランキングはトップから、ディフェンディングチャンピオンの#1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 山本 尚貴選手、#37 VANTELIN TEAM TOM’S ニック・キャシディ選手、#3 KONDO RACING 山下 健太選手となり、この3選手だけがここまで全戦で入賞、ポイントを獲得しています。
この3選手は昨年の最終戦と今シーズンの開幕戦でも揃って表彰台に上がっており、参戦車両が変わった今シーズンにおいても安定度という面では突出しているといえるでしょう。
山本選手は前戦SUGOでポール・トゥ・ウィンのパーフェクト・ウィンを達成、ウェイトハンデのないスーパーフォーミュラでは今大会でも素晴らしい走りを見せてくれることでしょう。
キャシディ選手は昨年、ここ富士でスーパーフォーミュラ初優勝を飾っており、チーム移籍した今シーズンどのような走りを見せてくれるのかにも注目です。
山下選手はスーパーフォーミュラではまだ勝ち星が無いものの、先日開催されたスーパーGTタイ戦で見事ポール・トゥ・ウィンを飾っており、その勢いをぜひスーパーフォーミュラでも見せてほしいところです。
速さという点で見ると、今シーズン開幕戦でポールポジションを獲得し、随所で光る走りを見せている#65 TCS NAKAJIMA RACINGのルーキー牧野 任祐選手や、第2戦のウィナー#19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 関口 雄飛選手にも期待がかかります。
また、前戦SUGOで来日3戦目にして見事3位表彰台を獲得した #50 B-Max Racing with motopark ルーカス・アウアー選手と、この第4戦からエントリーする若干20歳のメキシコ人ドライバー、パトリシオ・オワード選手のレッドブル・ジュニアチーム勢が、この富士スピードウェイをどう攻略するのかなど、見どころは尽きません!
梅雨明け前ということで天候も気になるところですが、ソフトとミディアムの2種類のタイヤコンパウンドをどう使い分けるのか、天候によっては路面状況に左右されるかもしれないという点では、雨さえもこのレースを面白くする要因のひとつになるかもしれません。
3連休となる今週末は、こんな見どころ満載のスーパーフォーミュラを肌で感じられる富士スピードウェイに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
(H@ty)