タイのホンダユーザーは優しい? HONDA BANGKOK OWNER’S MEETINGに土屋圭市さんが登場

●豪華なイベントが盛りだくさん。option キャラバンwith Modulo「HONDA BANGKOK OWNER’S MEETING」

SUPER GT タイ戦決勝の翌日、7月1日にタイの首都バンコクのMOTOR SPORT PARKで開催されたoption キャラバンwith Modulo「HONDA BANGKOK OWNER’S MEETING」。

タイのホンダユーザーと日本からのゲストが触れ合うイベントとして好評を博しています。

今回のゲストは、タイでも圧倒的な人気を誇るドリキン土屋圭市さん。SUPER GTではチーム監督として采配を振るう土屋さんですが、このイベントではドライバーとしてのスキルを参加者に伝えるインストラクターとして登場。

そしてもう一人のゲストは大津弘樹選手。前日のSUPER GTタイ戦を走っていたそのままの姿での登場です。超有望な若手ドライバーとしてタイでも知名度があるようです。

ゲストが乗るModuloのデモカーの先導でまずコースの習熟走行が行われます。

習熟走行の後、タイのホンダユーザーが自身のクルマでコースを走行するのですが、その助手席にゲストが乗り込みアドバイスをしてくれるという夢のような走行タイム!

リアシートには通訳の方が乗り込むので、日本語でアドバイスを受けても現地のホンダユーザーの方にはきっちりとタイ語で伝わっているのです。

コースへ出る際はModuloのレースクイーン「Moduloプリティ」が手を降ってお見送り。

また土屋さんによるフルアタックのデモ走行が行われると集まったユーザーの方々は歓喜の嵐。

デモ走行でもドリフト連発で、その度に歓声が上がります。土屋さんのタイでの人気がものすごくよく分かる瞬間でした。

デモ走行中にスコールが訪れ急遽予定を変更して室内でのイベントとなりました。そのスタートはModuloプリティとの握手会! タイでのアイドルイベントではサイン会ではなく握手会が一般的なようです。

続いてゲストのサイン会となりますが、サインを求めるモノが日本とだいぶ違います。ハンドルやヘルメットといった大物が飛び出してきます。サインといえば走行時間中の空き時間でタイのユーザーの方々はクルマのダッシュボードにサインを求める方がほとんど。大事なクルマだからこそ記念の一筆がほしいのでしょう。

サイン会の後、土屋さんはタイのドライバーへ一言ということでお話をされます。「タイのドライバーは優しいしクルマを大事にされています。でもサーキットでの走行はもっと攻めてもらいたいな、とも思います」とお話されていました。

サイン会とトークショーが終わる頃にはスコールもやみ、この日の最後のコンテンツであるModuloデモカーにユーザーの方を乗せてのデモ走行が行われました。そのデモ走行の最後を締めくくったのがModuloプリティ。

席順はジャンケンで決められ、いざ乗り込みます。担当した大津選手はかなりの勢いで攻め込んでいきます。するとタイヤのスキール音より大きな悲鳴が奥のコーナーからも響いてきました。

日本でもこんなイベントはなかなかありません。そんなoption キャラバンwith Modulo「HONDA BANGKOK OWNER’S MEETING」に、タイのホンダユーザーの方々は大満足の様子でした。

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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