BMWにスピンドルグリル!? 新型M3のプロトタイプから最終デザインを予想

●新型M3は伝統のキドニーグリルがバンパーのインテークと合体!?

BMW「3シリーズ」のハードコアモデル「M3」の市販型プロトタイプを、これまででもっとも軽いカモフラージュ姿でカメラが捉えました。

キャリアカーで輸送中をキャッチした開発車両は、市販型のヘッドライト、バンパー、サイドスカート、張り出したフェンダーなどが初めて露出しています。

注目はフロントエンド、メッシュカバーの下に透けて見えるキドニーグリルです。ワイド化されており、コーナーエアインテークにいたるまで複数の横スラットが確認できます。さらにバンパー下部まで大型されているように見え、まるでレクサスのスピンドルグリルのようです。

これが市販型最終デザインなら、かつてないフロントマスクとなります。現段階では、キドニーグリルとバンパーエアインテークがつながるかは不明ですが、大型グリルを新型「M4」と共有する可能性は高いようです。

フロアパネルの裏も初めて撮影にも成功、クワッドエキゾーストパイプ、簡潔化されたエキゾーストシステムが見てとれます。またフロントとリアのディファレンシャルにフィンが付いている状態からも、4WDシステム「xDrive」搭載モデルと思われます。

アップデートされたパワートレイン情報も入手しました。社内コード「ピュア」「ベース」「コンペティション」と呼ばれる3つのグレードが設定される可能性があることはお伝えしていますが、このうち「ピュア」は最も軽量化されたモデルとなり、最高出力454psを発揮する新開発3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、6速MTと組み合わされます。「ベース」グレードは最高出力480psを発揮し、最強「コンペティション」は最高出力510psを叩き出します。

また「ベース」と「コンペティション」には、8速ATと組み合わされる「M xDrive」四輪駆動が搭載されるでしょう。

ワールドプレミアは、最速で9月のフランクフルトモーターショーと予想されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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