ヨシムラが新型カタナを早くもカスタマイズしてショー会場の視線を独占!【モーターサイクルショー注目TOPICS】

■Z900RSは懐かしいショート管スタイルのマフラーを装着。モンキー125もパーツてんこ盛り!

●ヨシムラ ジャパン

黒と赤を基調とした上品なブースはヨシムラジャパン(以下、ヨシムラ)によるもの。来場者をまず出迎えてくれたのが、スズキブースでも「またがり体験」で長蛇の列を作っていた「新型カタナ」です。

新型マフラー「チタン Slip-On サイクロン(参考出品)」をはじめ、ラジエターコアプロテクターやデジタルメーターブラケットなど、多数の開発中商品を装着して展示。シャープなカタナが、さらに切れ味鋭いスタイリングになっていました。

USヨシムラのパーツが多数装着されている点にも注目です。やはりカタナは国内だけでなく、世界中で注目されていることがわかります。

また、今回のヨシムラのブースは新旧の注目モデル・名車が対比して並べられている点も見逃せません。つまり、新型カタナの隣にはGSX1100Sカタナが、Z900RSの隣にはZ1が展示されているのです。これには新型が気になる人はもちろん、往年のバイクファンも大喜び。これら名車にはヨシムラのパーツが多数装着されていることは、言うまでもありません。


発売以来、高い人気を維持し続けているZ900RSも、もちろん高い注目を集めていました。このマシンの見どころは、なんといってもショート菅マフラー! 70年代を思わせるマフラーは、ヘリテージスタイルのZ900RSにも意外なほど、よく似合っていました。


こちらは近日発売予定とのことですが、騒音規制が厳しい現代で政府認証を取得しているのはさすが。ただし、広報担当の川崎さん曰く「認証を取得するには試行錯誤を相当重ねた」とのことで、腹下に大きなボックスを装着することで解決したそうです。しかし、外観からはほとんど目立たずにショート菅スタイルが実現……しかも合法というのは、70年代を懐かしむ大人のライダーには嬉しい限りではないでしょうか。


さらにモンキー125もモンキー50と並んで展示。大柄になったモンキ-125ですが、ツーリングも楽々こなせる性能と車格は、幅広い層に支持されています。そしてもちろん、カスタムベースとしても大人気。ヨシムラのパーツをてんこ盛りに装着したデモマシンは、カタナやZ900RSに負けず劣らず高い注目を集めていました。


ニューモデルと名車それぞれを並べることで、時代を超えてバイクを愛するヨシムラの心……歴史に敬意を払いつつ、チャレンジも忘れない、そんな真摯な姿勢がありありと見えるブースでした。

(文:佐賀山敏行/写真:星野耕作)