ポルシェ初の量産EVスポーツ「タイカン」の派生モデルとなる「タイカン スポーツツーリスモ」のプロトタイプを鮮明にカメラが捉えました。
開発車両を待ち構えていた所、アクシデントに遭遇しました。テスト車両がアイスバーンでスリップし、豪雪に突っ込んでしまったようです。幸いにも雪が柔らかく、車体もへこまず、けが人もでなかったようで、そのままテストは続行されました。
目撃したプロトタイプは、同時進行で開発が進められている「タイカン」と同じフロントマスクが見て取れます。しかしボディはリフトアップされ、Cピラー以降はワゴンタイプのボディスタイルが特徴です。
ベースとなっているのは、2018年3月のジュネーブモーターショーで初公開されたコンセプトカー『ミッションEクロスツーリスモ』で、初のEVクロスオーバーとしてポルシェの歴史に名を刻むことになります。
パワーユニットには、2つのパーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)を搭載。最大出力600ps以上を発揮し、0-100km/h加速は3.5秒以下で、12秒以内に200km/hに達するハイパフォーマンスを持ちます。
駆動方式は4WDですが、廉価版FRモデルの登場も予想されています。タイカン同様に1回の充電での航続距離は500km以上を目指し開発が進められており、800V充電器に対応する高速充電「ターボチャージング・ステーション」を使用すれば、15分でバッテリー容量の80%にあたる400km分が充電可能です。
「タイカン」は2019年内の発表が予定されていますが、「スポーツツーリスモ」は2020年内の発売が期待されています。
(APOLLO)