VWが「MBE(モジュラー・エレクトリック・ドライブマトリックス)」を世界初公開。グループ全体で100万台のEV販売を目指す

フォルクスワーゲンは「モジュラー・エレクトリック・ドライブマトリックス(MEB)」を初公開しました。この「MEB」をベースとする初の量産車、フォルクスワーゲン「I.D.(アイ.ディ.)」の生産は、ドイツ・ザクセン州のツヴィッカウ工場で2019年末に開始される予定としています。

フォルクスワーゲン・グループでは、2022年末までに4つのグループブランドが、コンパクトカーからライフスタイルカーの「Bulli(ブリ-)」まで全世界で27のMEBモデルを投入する予定です。

また、グループ全体で「MEB」ベースの1,000万台の電気自動車の生産を目指すとしていて、「フォルクスワーゲン」ブランドでは、2020年までに10万台のドイツ製の「I.D.」モデルを含む約15万台の電気自動車を販売する予定としています。

「MEB」は、内燃エンジン用のプラットフォームを改良したものではなく、完全に電気自動車用にゼロから設計されています。急速充電システムを使うと、約30分でバッテリーを80%まで充電が可能。

フォルクスワーゲンe-モビリティの製品群開発責任者のクリスティアン・ゼンガー氏は、「フラットなバッテリーをフロア下に設置することによって、優れた走行性能と、これまで以上に広い室内を実現するとしています」とコメントしています。

(塚田勝弘)

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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