マクラーレン・セナの日本お披露目に出かけてきました。なんだかレーシングカーみたいだな、というのが実車を見た印象。
フォルムそのものがWECなどで活躍するプロトタイプカーみたいだし、フロント、サイド、そしてリヤの空力パーツが凄い。現代の高性能車が空力がサーキットラップタイムを大きく左右するといわれていますが、セナのボディは見るからに空力を計算しつくされていて、「風を味方につける」デザインなんだと実感します。
ちなみに時速200キロからのフルブレーキングで完全停止するまでの距離はたったの100m。ブレーキが素晴らしいといわれているポルシェ991(997後期型ターボS)ですら、日本でおこなわれたテストで134mという記録があるので、100mというのはとんでもない制動力ですね。
フルブレーキングの際はフロント(オレンジに塗られたバンパー内部の板)とリヤにあるウイングが立って空気抵抗を作って制動力を高める仕掛けが組み込まれていて、停止時にも風を利用しているというわけです。
さて、そんなマクラーレン・セナで斬新だと感じたのがドア。なんと半分ほどが透明になっているのです。これは一般的な乗用車ではこれまでなかった発想で、マクラーレンによると「ヘリコプターのパイロットが得る360度の視界にインスパイアされた」とのこと。
外から足が丸見えなので、ミニスカートなど足を露出した女性が乗ると大変なことになりそう!?
(工藤貴宏)
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