24時間レースを戦い抜いた後に見えたものは?【ニュルブルクリンク24時間レース初体験レポート・決勝終了〜帰国編】

5月12日土曜日の15時30分に、いよいよ決勝レースがスタートするニュルブルクリンク24時間レース。参加台数が約150台というもの凄い数があるために、グリッドに整列するのすら時間が掛かる訳です。13時30分から15時10分までが整列及びグリッドウォークとなっています。参加台数が多いのと、1つのピットボックスを4〜6台で共有する訳ですから、ピットロード側にあるマシンが出て行かないことには、ピット奥に入っているマシンは出て行くこともままならない感じになります。

今回のレースではTOYOTA GAZOO RacingとスバルWRX STIが日本からワークスとして参戦しており、TOYOTA GAZOO Racingはピット入り口側に陣取っていました。どのピットボックスにどの参加者を配置するかは主催者が決めるのですが、ピットボックス内の配置はある程度リクエストが効くようで、TOYOTA GAZOO Racingは入り口側に決めたそうです。なので、コースインは容易にできるようになりますが、ピットボックス内で重整備が必要な時は狭いピット内で全てを行わなくてはならないよう。それでもそのスペースがあれが十分できる。とのことでした。

一方のスバルはピットボックス奥側に陣取っており、予選時に重整備を行うことがありましたが、ピット裏側のパドックのテントまでマシンを運び、整備を行っていました。レース本番時はパドックまで行くことは無く、ピット奥のスペースで整備を行っていました。しかし、いざ発進しようとした時に、前で整備や通常のピット作業が行われると、コースインに時間を要してしまう場面も発生してしまいます。どちらが良いのかは分かりませんが、それぞれのチームの考えもあるでしょう。

話しは戻りますが、グリッドウォークに並べるにも、この原理が発生し、TOYOTA GAZOO Racingは割と早めにピットからグリッドに整列できていましたが、スバルは前のチームが出て行かないことにグリッドに行くことすらままならない。ということが起きていました。

さていよいよグリッドウォークも終わり決勝レースのスタートです。台数が多いので、全体を3グループに分けてスタートさせます。TOYOTA GAZOO RacingのLCは第1グループ中段からスタート、スバルWRX STIは第3グループ先頭からスタートです。